イボグリくん(山上たつひこ)

820 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/20(月) 17:32:58
中学生の時に読んで、非常に気分の悪くなった山上たつひこ作品。
なんとかガ原の決闘、とか、熱血まじめ漫画っぽいタイトルだったと思う。
主人公は、「イガグリくん」風(若い世代、解るかな?)の柔道少年。
つめえり学生服で、見たトコ正義感の強そうな熱血男子。

良いことがありそうな清々しい朝。
主人公、顔見知りの新聞配達とさわやかに挨拶をかわす。
と主人公、いきなりダイナマイトを新聞配達に投げつける。配達員、爆死。
墓参りで大泣きする主人公。「カタキはきっととって上げるからねーっ」
そこへ、清楚なセーラー服のおさげの美少女登場。配達員の妹だ。
主人公、純情そうに顔を赤らめるが、下半身は勃起している。
兄の不幸を悲しみつつ妹、「これも運命ですわね。」主人公「そうですね」
お参りする少女を見ているウチにモヤモヤしてきた主人公、少女を
茶屋にさそい、睡眠薬入りの甘酒を飲ませる。眠った所を近くの草むらで好き放題。
目覚めた少女は、自体を知って驚愕。タバコを吸いながら主人公、
「○○子さんの身体をたっぷり楽しませてもらいました。」「そ、そんな!」
「眠ってる間にキミの恥ずかしい写真を撮っておいた。ポラロイドで。」
高額の金を要求する主人公。少女は号泣の末、自殺。
やがてライバルから主人公に柔道で決闘の申し込み。少女は彼の婚約者だったらしい。
「う~む、そうだったのか」「正々堂々と勝負!」
真剣に向かってくるライバルに、主人公はピストルを一発。
「卑怯者~」「やかましい、勝てば良いのだ」ライバルあぼん。
ピストルはライバルの手に握らせた。ふう、強敵だった。
「これで、恋人を失った悲しみで自殺したと思われるだろう。」
空を見上げる主人公。そこには美しい夕焼けが広がっていた。
「やあ、きれいな夕焼けだなあ。明日もきっと良いことがあるぞ」
晴れ晴れとのびをする主人公。  おしまい。

不条理ギャグマンガなので、理屈で読んではいけない。
山上ギャクは好きなのだが、1コマも笑えなかったのはこれだけ。後味悪い。


839 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/06/20(月) 21:29:40
>820
それ「イボグリ君」、いがぐり君のパロディー。

 

能登の白クマうらみのはり手 (THE VERY BEST OF TATSUHIKO YAMAGAMI)
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