血液型に惑わされる

412 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/22(木) 22:04:44
自分も●十年も前にそんな話の少女漫画読んだことあるよ。

主人公の少女は高校生。カッコ良くて優秀なアニキがいて仲も良く、ちょっと自慢。
ところが平和な一家に、父親の隠し子だと言って、ワイルドタイプの少年が居座る。
父親も実は身に覚えがあってスグには否定できず、仕方なく同居させる事に。
しかも彼が言うには、アニキは父親の実の子ではない、取り間違えられたのだと。
だから自分こそこの家の跡取り。早く出ていけ!と強気。改めて考えてみると、
確かにアニキの血液型は不自然(これがAB-Oだったと思った)。
少年なら血液型は問題ない。(当時はDNA鑑定なんて全然一般的ではなかった)
悩む主人公。両親も困り果てる。

少年は学校では主人公の先輩となるが、不良っぽくて問題ばかり起こす。
だがそうこうする内、少年にも頼れる所や優しい所があるのが解り、ちょっと見直す主人公。
一方アニキは家にはいるものの、やはりかなり落ち込んでいる様子。
心配する主人公にアニキは、ずっと悩んでた事をうち明けたいという……主人公を愛しているという。
今まで兄妹だから抑えていたが、他人であるなら結婚したいという。自分は独立して働くと。
あせりつつ、それはそれで嬉しい主人公。二人の仲は進展……
そこへ、ABの親からも、たまにはOの子が産まれると、専門家のアドバイス。
それで少年は、自分の母は確かに昔、この家の父親の恋人だったが、
自分は別の男の息子だとうち明ける。母親は苦労して死んでしまった。
幸せに暮らしているこの一家が憎らしくて、かき回してやろうとしたのだと。
だが居座るうち、少年もまた主人公を愛し、やさしい家族が好きになった。
だからもう出ていくと。少年は全てをわびて、さわやかに出ていく。
家は元に戻った。だが以前の通りではなかった。
父と関係のあった女の存在を知ってしまった母。妹に告白してしまった「実の」兄。
いつかまた元のように、皆が仲良く暮らせる家になりますように…願ってやまない主人公だった。

後味は悪いが、血液型なんかに惑わされるな!という話。


414 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/22(木) 22:43:14
>>412
うわ~それ気まずいね なかなか清涼感のある後味悪い話ですね ご馳走様