乗越駅の刑罰(筒井康隆)

781 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/30(土) 02:20:15
七瀬っつーか筒井の小説は全て生理的嫌悪感だ。

一番生理的に受け付けなかったのは、青年?オッサン?が久しぶりに実家に帰る短編。
駅員に理由もなく怒られて村人や親にも意味もなく嘲笑されて、
殴られてぼこぼこにされて最後は猫を煮込んだスープ?を食わされる。
全編弾けていて胸がムカムカした。


783 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/30(土) 09:11:02
>>781
「乗越駅の刑罰」やね。
あれは、主人公は電車賃をごまかそうとしたんだから
「理由もなく」怒られた訳じゃないんだけど…
という揚げ足取りはともかく。

たしかに後味悪かったなー。
最後、なんか知らんけど人間の格好した猫が唐突に現れて
「うちの子供知らないか」と言ってきて
駅員や家族が一斉に主人公を指して「スープにして食ってしまいました」と言って
その猫が驚いて自分を睨んで来て、
猫の瞳に映る自分の顔には死相が現れていた…とかいう終わり方だったよね。

実際に自分は悪いこと(不正乗車)をしようとしていたので、
その引け目から、強いことが言えないという点も怖さの一因だったと思う。

 

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