ホーム » 小説 » 小説/は行 » 白骨樹林(西村寿行)

54 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/27(日) 08:45:34
ついでにもうひとつ、西村寿行「白骨樹林」

妻子が謎の死を遂げ、夫である正岡は復讐のため、一人孤独な旅に出る。

それより以前、老スパイの叶捨吉は、任務を受け北海道から九州へ向かっていた。
目的はあるものを自衛隊基地(の筈)へ運ぶ事。敵はCIAとKGB。
ヘリを爆破され、運ぶべきものが行方不明になる。
それを偶然見つけたのが、正岡の妻子だった。
それは丸い金属。それを持ち帰った事により、正岡の妻子は惨殺された。

途中、貴船と名乗る謎の男に助けられたり、生死の境を彷徨いながらも
正岡は徐々に真実に迫って行く。
(ただし貴船は完全なる味方ではない。貴船はあくまでもその球体を
手に入れ、運ぶ為のエージェントみたいなもの。所属は日本)

正岡はそれが特殊な金属で出来たカプセルの様なものだと知る。
それは核爆弾でも破壊する事の出来ない程、厳重に作られている。
中身は「人類を死滅させるだけの威力を持つ細菌」。
細菌兵器として使用される事があれば、世界が滅ぶ可能性もある。

正岡は国家との戦いに挑む。全ては妻と子の復讐のため。
ついに球体を手に入れた正岡。正岡は国に取引を言い渡す。


55 名前:続き 長文ごめん 投稿日:2007/05/27(日) 08:46:35
とある無人の小島に正岡は逃げ込む。そしてそこで、カプセルを開く。
(どうやって開いたのかを忘れてしまったが時限装置がついていた様な…すまん)
勿論、そんな事をしては正岡自身が死んでしまうのだが。

細菌は光に弱く、媒体が傍に居なければ、やがて消えてしまう。
追っ手を巻き込み、壮絶な自滅を遂げる正岡。
貴船はそれをヘリの上から眺めていた。

皆が死にものぐるいで追っていた細菌を、無に返す事で正岡の復讐は終わったのだった。
それが妻と子を、あまりにも簡単に殺した国家への復讐だった。

終わり。
死んだら意味ないじゃん!と読んだ当初は衝撃を受けたので書いてみた。
書いてみて、そんなに後味悪くないかも、と思ったけど一応投下。

 

白骨樹林 (角川文庫)
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