ホーム » 小説 » 小説/な行 » なにかが起こった(D.ブッツァーティ)

524 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/01(火) 00:22:52
それじゃまた投下。

男は列車に乗っていた。懸賞で旅行券が当たって(?)普段乗ることのない列車の旅を楽しんでいた。
窓の外に広がるのは田舎の穏やかな風景や荒れ野原など。移りゆく景色を楽しんでいると、
ふと、列車の進行方向とは逆の方へ走る人がちらほらと見えた。列車が進むにつれその数は増していく。


525 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/01(火) 00:23:54
はて、向こうで祭でもあったかと男は考えるが思いあたらない。
何より、よく見ると走る人々の顔は悲壮や恐怖に歪んでいる。
さらには家財道具一式が積まれたらしい馬車まで現れた。
列車に一番近い馬車にのった人は目を一杯に見開き男を見つめ、
口を何事か動かし列車の進行方向を差し示した。
その頃には男は理解していた。人々は逃げていたのだ。この列車の行く先にある恐ろしいことから。
列車の他の乗客たちを見ると戦地に赴く兵士のように口元を悲壮に歪めながらも覚悟に満ちた表情を浮かべていた。
何がこの列車の行く先にあるのかはわからない。だが、男は他の乗客たちと同様の覚悟を決めた。

以上です。謎過ぎる。何年も前に読んだやつなんで違うとこもあるかも。


526 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/01(火) 00:55:19
それは死への列車ってことじゃないのかな
反対方向に走る人は死に物狂いで死から逃げてる(生きようともがいている)のではないか?

 

謎の物語 (ちくま文庫)
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