弱小国
「国は、まるで人間の人生のようだ。
強い国は、その力を脅かされる恐怖こそあれ
おおむね安寧に国家を維持できる。
しかし弱小国は、国家を維持するため手段を選んでいられない。
古代より歴史のうちで、小さな国が生き残るためには
戦 ...
顔中に種がびっしり
主人公は美人なOLな。
顔中にニキビができて、医者に見せても原因は分からず、仕事も休み一日中部屋にこもるようになる。
で、ある日鏡の前で包帯とったら顔中に種がびっしりついて真っ黒になってるんだ。
つまりヒマワリの種の部分みたいな感じ。
そ ...
ヒダハタケのコラム
文学作品ではないしもう何年も前の事なので具体的な本の情報は忘れてしまったんだけど
初めて読んだキノコの図鑑にヒダハタケという毒キノコが載っていた。
特徴的な見た目をしているわけでもなく、いたって普通の地味な毒キノコで、
著者のコラムには ...
判例タイムズ/横浜地裁平24.10.30判決[平21(ワ)2425]
専門用語が多かったのでなるべく簡単に書きます。
ある小児科(そこの医者をBとする)にある親子(親をA,子をA子とする)が診察に訪れた。
A子は生後数か月なのに生後2ヶ月の体重よりも軽く体もアトピーだらけ。
また検査の結果栄養状態がかなり悪 ...
レナードの朝(オリバー・サックス)
嗜眠性脳炎で、起きていても意識は寝たきりに近い状態の患者達が
新薬の投与で健康な意識になるが
結局短い期間で耐性が出来て、また意識のない世界に戻ってしまう
所謂アルジャーノン系の話だけど、
全て実際にあったエピソードなのが後味悪い ...
洗濯機から赤ん坊
うろ覚えなんで変な部分あるかもしれん。
ある日小学生の主人公が一人で留守番していると
洗濯機から異様な視線を感じ
そこから赤ん坊が這いずり出てきた。
叫び声を上げて逃げた主人公はちょうど帰ってきた母と出くわし、
今あった出来事を伝える。 ...
代替医療解剖(サイモン・シン、エツァート・エルンスト)
1799年、アメリカ。
ジャーナリスト、コベットは、米医療界の重鎮、ラッシュの仕事を批判する記事を発表した。
彼が強く推奨し、当時の医学界でも定石的治療法とされていた「瀉血」の効果に疑問を提起したのだ。
ふ ...
小学生向けの劇の台本集
小学生向けの劇の台本集がひどい話多かったな
その内の一つが上演された事あったけど、余りのオチに皆どん引きしていたw
タイトル失念、(なんとか)ジュース?だったかな?
主人公の少年が帰宅すると誰もおらず、テーブルにコップに入ったジュース ...
シベリアの拷問係
アフリカ土人(とか平気で書いてあるw)の奇習や呪い、蟻を使った残酷な刑罰
エスキモー(これも今は差別語だっけ)の奔放な性習慣、
南太平洋の人食い習慣などの話題などがルポと伝聞を合わせた形式で紹介され
どれも不気味でじわじわ来るんだけど
エコノミスト 南の貧困と闘う
著者は、15年間世界銀行で貧困国への支援プロジェクトなんかを
担当していた人物で、この本はその経験をまとめたもの。
過去の貧困国支援が失敗した経緯を分析して改善策を提案する本なので
全体的に重いんだけど、その中でも特に読ん ...