あと五十日(星新一)
中年の男が部下とともに帰宅途中、背の高い黒ずくめの男が
男に「あと50日です」と声をかけられる。
誰かと思い、部下に確認するが見ていないと言われ、疲れただけだろうと
思いそのまま帰宅。だが次の日も黒ずくめの男に「あと49日です」 ...
あなたに似た子(夏樹静子)
才色兼備の人妻・A子は同じマンションに住む妻子持ちの一流商社マン・Bと浮気していた。
優秀な勤務医である夫は真面目で優しく、子供も天真爛漫で賢い良い子。
Bも理想的な妻と息子(A子の息子と同い年)がおり、お互いに家庭を壊す気はない。
ただ、A子は小太り ...
アンネの日記(アンネ・フランク)
強制収容所に入れられて、日に日に体力がなくなっていくアンネと姉。
ある日、遠距離移動をさせられる際にトラックが用意された。
疲れている者はトラックに乗ってよいというと、大勢の人がトラックに殺到した。
アンネと姉も疲れていたが、 ...
インベーダー(馳星周)
うん、要約センスないんだ。すまない。長いから暇な人だけ読んでくれ・・・
昭和50年代、主人公の”俺”は中学生。父親は飲んだくれの博打うちで、代わりに母親が必死に働く日々。
高校生の姉はスケバンで、俺は地回りのチンピラ”タケちゃん(武 ...
L・Tのペットに関する御高説(スティーブン・キング)
仲の良い新婚夫婦がいて、夫の誕生日に妻が犬を送る。
ところがこの犬、最初から夫に懐かずに妻によく懐いている。
夫が餌をやろうとすれば吠え付くし、頭を撫でようとすれば唸り声を上げて嫌がる。
夫の洗濯物に小便をひっかけ、夫のスリッパの中にゲロを吐く。
あなたにだって……(ジョン・ラッツ)
ミニミステリだったかで読んだ話。タイトル失念。
主人公は仕事の都合で異国を訪れた紳士。
言葉も通じない事に辟易としながらも何とか責務を果たし、後は帰国を待つのみだった。
それまでは緊張感で目にも入らなかった異国の地を、折角だからと観光気分でブラリと散策してみた。
仕事 ...
穴熊(藤沢周平)
この人の短編はけっこうな確立で後味悪い
主人公の博打打ち、浅次郎はかつて恋仲だったお弓という娘を探している。
彼女は浅次郎に何も知らせず莫大な借金を抱えた両親と共に夜逃げしたのだが、
まだ江戸のどこかに潜んでいるのではないかという希望を持っていた。
二年 ...
おしまいの日(新井素子)
かなり前に読んだのでうろ覚えですが・・・
主婦「三津子」が主人公。
旦那「はるさん」のことが好きで好きで、とても大事に思ってる。
「はるさん」はとても仕事が忙しい。毎日毎日、土日も返上で深夜まで働いている。
「三津子」は「はるさん」の身 ...
赤朽葉家の伝説(桜庭一樹)
この話は紅朽葉家という鳥取の製鉄所を営む旧家の、三代に渡る話なんだが、
そこに出てくる百夜という女の一生がちょと後味悪かったので書いてみる。
紅朽葉家の主人は万葉という嫁をもらったが、嫁をもらう前に真砂という女中をお手つきにしていた。
真 ...
明日があるなら(シドニー・シェルダン)
主人公は田舎暮らしの平凡な女だったが、DQNに婚約者と母親を殺される。
DQNは街の有力者だったため警察は当てにならず捕まりもしない。
思い詰めた主人公は自らの手で復讐しようとDQN家に乗り込むが、返り討ちにあってレイプされる。 ...