灯台鬼(南篠範夫)
唐の代宗皇帝の宴でちょっとした騒ぎがあった。
日本の遣唐使の一員、小野岩根が、宴の席次が
気にくわないとして、自分たちより上座にいた
新羅大使の前に躍り出て、席の交換を強要したのだ。
周囲が必死におしとどめ、宴は表面上
つつがなく終了した。
石 ...
トウモロコシ畑の子供たち(スティーブン・キング)
旅行先で子供を轢いてしまった男女が子供しかいない不気味な町に
迷い込んでしまって恐怖体験をするというもの
女「この町不気味よ早く出ましょう」
男「確かに古いけど探せば人がいるかもしれないお」
女「カレンダーが1962年よ。人なんかいない ...
断章のグリム/媛沢遥火(甲田学人)
夏休みにプールに向かう途中だった小学生は、
通り道にあるスーパーの駐車場で、赤ん坊を見かけた
赤ん坊は一人きりで車の中からこちらを見ており、
目があうと笑って手をふってきた
小学生は微笑みながら手を振り返し、そのままプールへ向かっ ...
疲れた子(キャサリン・マンスフィールド)
貧困家庭に生まれた軽い池沼っぽい子供(捨て子だったかも)が、
物心ついたころから農家で働いていて主に子守をしてる。
子供を雇ってる農家も裕福ではなくて、一日中子供を働かせて食事も満足に与えられない。 ...
懲戒の部屋(筒井康隆)
時代は女性の権利が強く?なっている。
主人公はサラリーマン、電車に乗っているときに痴漢に間違えられて女性団体みたいなのにつかまってしまう。
痴漢を否定するが、何をいっても無駄で、妻がやってくるが、それにも信じてもらえない。
最後には自分の子 ...
小さき者へ(有島武郎)
簡単に言うと、妻を亡くした有島武郎が、遺された幼い3人の我が子に向かって
自分と妻がどれだけ子どもたちを深く愛してきたかを語りかける内容。
「私たちの愛はお前たちを暖め、慰め、導くだろう」みたいなテーマ。
だけど最初の方から「お前た ...
藤十郎の恋(菊池寛)
三が津総芸頭とたたえられる美男の狂言師・坂田藤十郎は
万太夫座の人気を賭けた新作で、人妻に言い寄る大役を与えられ思案していた。
この時代の不倫は、あかるみになれば磔の刑に処せられる命を賭けた恐ろしい恋。
周囲は、藤十郎ならば必ず見事に演じきるだろうと言 ...
デッド・ゾーン(スティーブン・キング)
事故で四年昏睡状態だった男が目覚めたら、
手を握られた看護士の家の火事を言い当てたり、サイコメトラー的な超能力を身につけていた。
宗教にはまった母親は、信仰の賜物と狂喜する。
しかし、事件直 ...
地球最後の男
吸血鬼になるウイルスが地球上に蔓延し、感染した人間は冷血に人間を食い物にする怪物に変貌した
感染を免れた主人公は一人孤独に耐えながら吸血鬼達と戦っていた
主人公は、吸血鬼が日光に弱いという弱点を突き、昼間に吸血鬼の寝込みを襲って殺していく ...
探偵伯爵と僕(森博嗣)
森博嗣「探偵伯爵と僕」
主人公の「僕」は男子小学生
最近「僕」の周りでは少年の行方不明事件が相次いでいて
友人の1人も行方不明になってしまう
ある日出会った謎の老人「探偵伯爵」との交流を通じて
「僕」は事件の真相にたどり ...