プリンセス・トヨトミ(万城目学)
3人の会計検査官が大阪に調査に向かった。
実は大阪は「大阪国」という国で、それなのに日本国から年間5億もの助成金を受け取っていた。
その昔家康に滅ぼされた秀吉の子孫を守り続けること、それだけが大阪国の存在理由で、
しかも守られている当人はそんなこと ...
ぼくが彼女にしたこと(西澤保彦)
団体でのキャンプに両親に連れられて参加していた幼い主人公は、川で一人で泳いで溺れてしまう
そこで主人公は年上の少女に命を助けられる
「彼女」は始め、川原に立ち、溺れている主人公を眺めていた
主人公を救った「彼女」は、冷たい雰囲気で、一言も喋らず、 ...
ひとつのタブー(星新一)
ある諜報部員の男が、航空機の不時着事故で無人島に流れ着いた。
周囲に他の島影はなく、定期船の航路からも外れているらしく、救助の見込みは低かった。
しかし、浜辺の浅瀬では容易に魚が獲れ、調べたところ食用になる植 ...
ボトルネック(米澤穂信)
うろ覚えなのでところどころ正確でないかも
高校生の主人公リョウ。両親はそれぞれ浮気をしながら世間体のためだけに
離婚せず、些細なことで罵り合う日々。
兄は受験に失敗し、いわゆる自分探しの旅に出て事故に遭い昏睡の後死亡。
完全に崩壊した家庭の ...
ハンニバル(トマス・ハリス)
作品がぐだぐだになるのも嫌だ。
トマス・ハリスの「ハンニバル」シリーズとかそんな感じ。
「羊達の沈黙」では、ヒロインのFBI訓練生クラリスは
追っている事件の犯人のヒントを得るために、連続殺人犯ハンニバル・レクターに接触し、
ブードゥー・チャイルド(歌野晶午)
中学生の主人公が自分の過去に纏わる猟奇的殺人事件に巻き込まれる話なのだが、
その主人公の過去がちょっと後味悪かった。
主人公の母親は有名な旅館だか料亭だかの娘という事もあり、
母親の両親(祖父母)は非常に孫の誕生を楽しみにしていた。 ...
母たちの島(ジュディ・バドニッツ)
図書館に返却して久しいのでうろ覚えだけど、印象に残っているので書いてみる。
私の暮らす島の住人は、母親と娘たちだけだ。母親たちが話すには、こういう理由だ。
15年ほど前の戦争のとき、女の夫だっ ...
初体験(デーヴィッド・キュール)
休みの日は簡素な部屋で映画と読書。
親交がある人間と言えばいまだ子離れ出来ていない両親と幼少期遊び相手になってくれた優しい叔父だけ。
職場の友達は3人いるが、揃ってロッドとは正反対のハンサムなリア充。
3人のもて自慢 ...
ペンライト(村上龍)
金持ちとか政治家がマンションの一室に集まって秘密パーティーをしている。
部屋の真ん中に水の無いビニールプールがある。
女の子がビニールプールに入れられて、レイプされながら髪の毛を剃られたり、チェーンソーだかで手足を切り落とされる。 ...
ビースト(ピーター・ベンチリー)
海外の古いパニックホラー小説「ビースト」ジョーズっぽい話。凄いうろ覚え
主人公は正義感の強い漁師の男
最近は環境破壊が問題になっていて、魚の数が激減していた
特に魚を捕る罠が問題視されて禁じられており、その罠は鉄製の檻で、
魚が一度中に入ると二度と出れな ...