夜の桜(平岩弓枝)
江戸時代、役人の主人公は逃亡中の犯人を捕まえるために
身分を隠して、ある飲み屋の女に近付く。
彼女は犯人の元恋人だった。女を張っていれば犯人が現れると踏んだのだ。
人に騙され続け苦労してきた女は、最初は主人公のことを怪しむが
やがて主人公のこと ...
闇の中へ(グレッグ・イーガン)
主人公はボランティアのレスキュー隊員。
この世界では異空間が出現する災害が起こっていた。
ドーム状の異空間が突然現れ覆われた地域から脱出が不可能になる。
しかし外には逃げられないが異空間の中心へ向かうことは可能だ。
冷静に中心を目指す住民もい ...
屋根裏部屋の花たち(V.C. アンドリュース)
最悪で、しばらく食欲がうせるくらい後味が悪かった。
長男・長女・次女・次男という構成の4人の兄弟が、両親と幸せに暮らしていた。
しかし、ある日突然父親が死んでしまい、収入のなくなった母と兄弟は、母の実家へと帰る事に。 ...
夜陰譚(菅浩江)
会社の同僚からは見下されているが、その仲間からは離れられる自信もない
自分が見下されていることに気づいているが
皆が話している楽しい話題に肯くだけしかできない
ある日見知らぬ路地に迷い込んだ
そこで木になった真っ黒な眼と四角く空いた口をもつ男に出会う ...
誘拐犯(山本文緒)
主人公は小学生の男の子。
主人公の姉は学校でイジメにあっている。
姉の日記でそれを知った主人公は、エスカレートしていくイジメを止めるために
イジメのリーダー女子をこらしめることにした。
主人公はリーダーの家を偵察に行き、たまたま飼い猫を見つけ、誘拐 ...
役たたず(遠藤周作)
主人公は小説家で、体を壊して入院するんだが個室なのでなんとなく寂しい。
隣の大部屋に顔を出してみるが
そこはコックや洋服屋、電気屋に薬剤師に寝たきりの元保険外交員というメンバーで、
「小説家ってのは紙とエンピツだけで儲けているヤクザな職業」と疎まれ妬まれて親しく ...
陽狂剣かげろう(藤沢周平)
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舞台は江戸時代の某藩。
剣の腕がたち、道場主の娘と婚 ...
槍持ち佐五平の首(佐藤雅美)
文政(1818~1830)の頃、奥州相馬藩であった実話。
ある夜、相馬藩の参勤交代の先遣隊長である絹川弥三右衛門が泊まった宿に、
会津藩の先遣隊である沢田清左衛門がたずねてきて会津藩が宿を使うゆえ明け渡せと言ってきた。
絹川は先に泊まったのは ...
容疑者Xの献身(東野圭吾)
結構前に読んだのでうろ覚えで悪いんだけど、東野圭吾の『容疑者Xの献身』
主人公は ずんぐりむっくりな体型の、女には縁は無いが天才で数学教師の石神。
彼の毎日の楽しみは、彼のアパートの隣の部屋に住む
元ホステスで母子家庭の母親、靖子が働く弁当屋で弁当を買う事。
夢十夜/第三夜(夏目漱石)
説明が下手なんで、出来たら下の第三夜をみて。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/799_14972.html
幼い息子を背負って夜道を歩く「私」。
ふと、息子がその杉の根のところだっ ...