魚(筒井康隆)
若夫婦と小学生の息子3人が、田舎の川に遊びにくる。
川に人気は無く、白砂のきれいな中州があったので親子はそこに入り、
寝転がったり付近を泳いでくる魚をつかまえるのに熱中し始める。
やがて3人とも大きな魚を捕獲し、ホテルで料理してもらおうとはしゃぐ。
ふと気づくと、最 ...
人を殺す、という仕事(大石圭)
俺的にはアリな話だが、古参のファンからも「ねーよw」と言われるほどトンデモ話なので注意。
留学を目前としていた主人公のもとに「貴方が乗る予定の飛行機が落ちる」と謎の手紙が届いた。
手紙を怪しみながらも搭乗をやめた ...
コドモノクニ/かぐやひめ(朱川湊人)
少女は、胸元がじんじんと痛むことを気にしていたが、
人の目がある電車内でなでるわけにもいかないと我慢していた。
電車から降りた彼女が向かう先は、父と弟の暮らすアパート。
少女の両親は離婚している。母が男をつくって家を出たためだった。
残された少 ...
かきあげ(三浦哲郎)
老人は老妻も亡くしアパートで一人暮らしをしている。
今日も近所の総菜屋でかきあげを買って帰るとアパートの前で
若者どもが足を投げ出してたむろってるのを「足をどけてくれないか」と言いながら通る強い老人。
若者らは「なんだあのじじい」「元船乗りなんだってよ ...
チョウ(筒井康隆)
主人公の「ぼく」は、目に見えない透明の、美しい蝶を飼っている。
他の人には蝶の姿が見えず、誰もその存在すら知らないのだが、
ぼくだけは蝶がとても美しいことを知っている。
蝶はだんだんと大きくなっていく。
虫 ...
地獄堂霊界通信/地獄墜ち(香月日輪)
ちなみに今から紹介する地獄堂霊界通信は映画化・OVA化された人気シリーズ。
主に「小学校高学年」を中心に読まれている図書・・・ということを覚えておいてほしい。
今から紹介する話、本当に子ども向けに書かれた話だから。今考えると信じ難いんだ ...
美貌の母娘と異形の怪物
米のホラー小説。
美貌の母娘が異形の怪物を倒すために追い続けている。
たしか、夫(父親)だかの敵討ちだったかな。
もう完全なヒロイン。
物語りも終盤でとある洋館に追い詰めるのだが娘が行方不明になってしまう。
フィナーレ(星新一)
ある科学者が「死後の世界を覗ける薬」を発明する
不治の病で末期の患者にそれを服用させると
危篤状態に陥るたびに「死後の世界」を体験して帰って来る
それがものすごく素晴らしいところで
先に死んだ父母も待っててくれて ...
殉教(星新一)
それであの世はとても楽しいところというのがわかって世界中の人が自殺していくという194 名前:本当にあった怖い名無し :2008/10/08(水) 16:26:10>>176
あの世と通話できる機械が開発され ...
あけるな(谷川俊太郎)
谷川俊太郎が詩を書いた「あけるな!」という絵本がある。
内容といったら単純に、
「あけるな」と書いてある扉を開け、
中に進んで行くという内容なのだが、
最後の頁が、部屋一杯に空間を占める巨大なフランス人形の絵と
「もうすぐご飯よ」 ...