夏の滴(桐生祐狩)
夏の滴 桐生祐狩
主人公の藤山真介は小学四年生。友達の徳田という膝から下が欠損している車椅子の少年と、
河合という女の子と、少し前に親の借金が元で転校してしまった通称ジョンという少年の四人で、
読書が共通の趣味の友達グループだった。
物語は少年たちが突然 ...
臍(乃南アサ)
主人公は銀行員の夫と二人の娘と暮らす平凡な専業主婦。
真面目で堅物な夫は
「自分が仕事に出ている間、子を育て家を守るのは嫁の役目」という考えで、
主人公もそれに従い娘達を育ててきた。
ある日、高校生の次女・未菜子が臍の整形をしたいと相談してくる。
「 ...
孤宿の人(宮部みゆき)
ほうは江戸の大店の跡取り息子が女中に手を出して生まれた女の子。
ほうを産んで女中は死んだため、ほうは女中を疎んでいた大店の主人達の手によって
阿呆の「ほう」と名付けられ、金貸しを営んでいた老夫婦に引き取られる。
しかし、老夫婦 ...
安達ヶ原の鬼婆
公家の姫君に仕えていた乳母、岩手は、
重い病にかかった姫を救う手だてを求め、独り旅立った。
長い旅路の途中で”妊娠した女の生き胆”が病の特効薬だと聞いた岩手は、
安達ヶ原の岩屋に住みつき、妊婦の旅人が通りかかるを待った。
やがて秋も終わる頃、岩手のもとに ...
キジも鳴かずば
うろ覚えな所もありますが書かせてもらいます。
ある村に男と娘が二人で暮らしていました、ある日娘が病気になり
寝込んでしまいました。
娘は酷く苦しみ自分はもう死ぬのだと思い、父に「死ぬ前に一度
おはぎを食べてみたい」言いま ...
左門次走る(笹沢左保)
【八丁堀お助け同心秘聞】
基本的なストーリー
高積見廻り役と云う閑職(商家が荷を高く積みすぎないように見廻る役)にある尾形左門次が、
事実無根の罪に問われている人を、捜査時の見落としを発見する等して助ける。
その中の後味が悪いと言うか、もやもや ...
うそつき(アイザック・アシモフ)
うろ覚えなので固有名詞とか細かい筋はテキトーです。
全編を通しての主人公は、ロボット心理学者のスーザン女史。
高度な人工知能を持ったロボットたちが人間社会で働いている世界。
全てのロボットの人工知能には「ロボット三原則」が組み込まれてい ...
正月十一日、鏡殺し(歌野晶午)
主人公は主婦。夫と小学生の娘、姑の4人暮らし。
姑は活動的な人で、薄くなってきた髪を気にして、
かつらをいくつも作ったり老人会だお茶だカラオケだと飛び回っていたが
おとなしい性格の主人公ともうまくやっていた。
だが嫁姑の良好な関係は、春先の夫の事 ...
沈黙のアリバイ(横山秀夫)
ちなみに登場人物の名前はうる覚えなり。
男は主に強殺事件を扱う警視庁捜査一係、俗に「強行」と呼ばれる部署の係長である。
そこへ現金輸送車を襲った二人組みのうちの一人が逮捕されてくる。共犯者は行方知らずである。
犯 ...
山の家(村田基)
携帯なんで見づらかったら勘弁。
確か村田基だったと思う。
山小屋に親子(母親と息子)が住んでいる。
毎日母親は狩猟、息子は受験勉強をしている。
ある日突然山小屋に武装した若者が数人現れる。
若者達が母親は人殺しだと言いバトル開始 ...