No Image
234 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/04(土) 15:44:27短編集「ヨットクラブ」の中の「大佐の受難」 その1

退役し、ある田舎で牧場をやっている大佐の家に、ある夜隣人が訪れた。
大佐の牧場の柵に穴が開いていて、そこから大佐の牛が隣人の牧場に入り込んだというのだ。
大佐は侘びを言い、気持ちのいい隣人付き合いの大切さを彼に説き始めた。

No Image
188 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/03(金) 16:48:41宮沢 賢治の「ツェねずみ」
主人公のツェねずみは性格が悪く、屋根裏で同居しているほうきや時計に喧嘩を売っては嫌われていた。
(粗暴なわけでなく、卑屈で底意地が悪い。常に敬語なので一見礼儀正しいが非常に被害者意識が強い)
ある日、ツェねずみは人間のしかけた罠にひっかかる。
泣きな ...

No Image
168 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/02(木) 20:06:24桐野夏生の短編集「錆びる心」より

ある日、いきなり妻が実家に帰ってしまった。
主人公はごく平凡な夫で、会社でも家庭でもなにもおかしな事はしていない。
そんなありきたりすぎるところに嫌気がさしてしまったのだろうかと考える。
だからといって、理由も言わずにそっけない置手紙だけ残 ...

No Image
124 名前:スキュラの恐怖 1/5 投稿日:2006/11/01(水) 23:49:57クトゥルフ神話を題材とした短編「スキュラの恐怖」

舞台は20世紀前半のアメリカ。
主人公がある朝目覚めると、ベランダに首のない女性の体があった。
不思議なことに、その傷口からは血が流れておらず、まるで作り物のようであった。
だが、作り物にしては生々しく、本物であるかのような ...

No Image
46 名前:奥田英朗「邪魔」1/2 投稿日:2006/10/31(火) 20:20:26主人公は不眠症の刑事九野。汚職刑事の内偵と放火事件を平行して捜査中。
妻を事故で失い、妻と共に事故に遭いながら生き延びた義母だけが心の拠り所になっている。

九野は素行を疑われている同僚の花村を調査し、
その行動を諌めようとするが逆恨みされ上司と花村の間で板ばさみになる。
一方 ...

No Image
981 名前:貫井徳郎「慟哭」1/2 投稿日:2006/10/31(火) 01:47:34殺人犯松本とキャリア刑事佐伯の二つの視点で話が進む。

娘を失い心に穴が空いた松本は、宗教に救いを求めるあまり
娘を取り戻すための悪魔的な儀式に手を染めていく。
儀式とは自分の娘と条件の近い生贄を差し出すこと。
松本は無能な警察を挑発しながら次々と生贄を捧げ(=幼女連続殺人) ...

No Image
970 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/30(月) 22:19:50筒井康隆の小説で
オフィスで仕事をしている人の事務所にいきなり
棍棒を持った鬼が入ってきて
棍棒で事務所の人間を棍棒でたたき殺して(殺され方がかなりリアル)
最後に残ったサラリーマンがお願いですから命だけは助けてくださいって
言って鬼が始めて笑って「命乞いをしたのはお前 ...

No Image
967 名前:1/2 投稿日:2006/10/30(月) 22:16:04西澤保彦の聯愁殺(れんしゅうさつ)
後味悪いっていうかいつまでもむかむかもやもやする感じかな。

主人公(一人暮らしOL)が自分の部屋に突然入って来た男に襲われる。
主人公が死に物狂いで大暴れして何とか助かる。
警察に通報、残った血痕やら遺留品から身元や名前はわかったが捕まらず。
犯 ...

No Image
891 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/29(日) 20:48:02後味悪かったショートショート。

主人公は、大財閥の御曹司のクローン。
大切な御曹司に万一の事があった場合、パーツのスペアを取るために用意されていた。
いろいろ条件を同じにしておくため、二人は兄弟のように育てられたが、
御曹司の方は悪い奴ではないが、無茶ばかり。小さい頃から腕 ...

No Image
746 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/27(金) 21:23:31少し前に週刊新潮で読んだ話。
昔、自分の子供に「悪魔」という名前をつけたDQN親父がいた。
現在その悪魔君は、児童養護施設で暮らしているそうだ。
なんでも、DQN親父が経営していたスナックが倒産し、夫婦は離婚。
挙句の果てに、親父は覚せい剤に手を出して刑務所行きになったとか。 ...