お守してよ
知的障害のある女性(30代くらい?)とその母親から声をかけられた。
「この子の就職先がやっと決まりました。
それで、ウチからは地下鉄に乗り、バスに乗りつがなければいけません。
でもうちの○○ちゃんは降りる駅の名前は覚えられて ...
温情
父の会社である町工場での話
夏頃、職安の紹介により年金受給年齢に達しているSという労働者を雇った。
前職は似たような仕事だったらしい。給料は様子見を含め最低の20万程度
さほどの期待はしていなかったものの、 ...
ベルセルク/第102話「赤い目のピーカフ」(三浦建太郎)
ある山奥の田舎村。近くには妖精が棲む、といわれる森があった。
そこに生まれた一人の子供「ピーカフ」は、とんがり耳に赤い目をしていた。
妖精の子供だといじめられるピーカフ。
両親はピーカフを可愛がり、大事に大事に育てていた。
しかし無理人の白 ...
暗殺剣虎ノ目(藤沢周平)
江戸時代、ある藩の武家に志野という娘がいた。志野には婚約者がおり、名を大四郎といった。
大四郎は美男子で剣の腕もたつイケメンで志野は彼に夢中だった。
だが、兄の達之助は大四郎にあまりいい感情を持ってはいなかった。
女好きとの噂もあったし、なにより達之助の通う剣の道 ...
他人の差別はするくせに
デブの女に「そこのデブ」と衆人の真ん中で呼びかけたことで
精神的苦痛を訴えられて、刑罰を受けたのがとても後味悪かった。
デブ女自身が普段は、社会的弱者とか貧乏人を差別してるのね。
ピエロもすごい貧しい生まれで、デブ女みたいないわゆる白 ...
生き埋め男性救出に失敗
生き埋め男性救出に失敗、首から上を切断
27日、ペッブリー県で、作業中に土砂が崩れ生き埋めにされた男性を救出するため
シャベルカーを使ったところ、男性の頭部を切断してしまう ...
欲望について(深見じゅん)
主人公は、「ごめんなさい」が口癖の専業主婦。
半年振りに出かけた東京で、待ちぼうけをくらって手持ち無沙汰から
一杯カクテルを飲み、酒の酔いの心地よさにはまってしまう。
日頃感じている「なんとなく退屈、空虚」という気持ちから逃れるため
夫が出勤したとたん窓を閉 ...
愛でる心を摘み取る
3歳の娘を連れて公園に行くと、花壇の花が折られて落ちていた。
それを拾い始めた娘に、
「あなたが折ったと思われるから、止めなさい」とたしなめたのだが、
娘は言うことを聞いてくれなかった。
そして、案の定通りがかった男性が「 ...
知人の不審死
気さくな人柄だったので、出前する近所の商店では人気者だった。
事情があって高校を出ておらず、15・6からその店で働いていた。
ある日道端で会うと、通信制の高校に入学した、と嬉しそうに話す。
「でも英語が全然判んなくてさ。にいちゃん ...
親善キッス(星新一)
地球から遠い年月を経て、惑星調査団(で良かったと思いますが・・・。)が「チル星」という星に着いた。
隊員達は「地球の挨拶ですと言ってキスをすれば美人なチル星人とキスができるのでは?」と考える。
そしてチル星に着き、チル星人は皆おおいに歓迎してくれる。
ただ ...