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123:2013/04/15(月) 08:06:49.80
「僕らは海へ」那須正幹

主人公さとしは小六。母子家庭で、出版社で働く母のもと中学受験に向けて勉強中。
勇・雅彰・邦俊は、さとしと同じ学習塾に通う仲間で、そこに貧乏な大工の子供である嗣郎を加えて、
荒れた埋め立て地の中にある秘密基地でよくたむろしていた。

ある日、五人は勇の発案で埋め立て地に不法投棄されている廃材で船を作り始める。
失敗と改良を重ねて船作りを進めているところに、優等生の康正と乱暴者の茂男も加わり、
風の力で進める船を完成させた。

しかしその矢先に台風が接近。他のメンバーが自宅で待機しているなか、
嗣郎は父親に大工道具を勝手に持ち出したことを叱られ、道具を取りに秘密基地へでかけてしまう。
秘密基地で道具を回収してすぐに帰ればよかったが、
船が荒波のせいでダメージを受けているところを目の当たりした嗣郎は、
船を助けようと防波堤で作業をして、波にさらわれしまう。

後日、嗣郎は遺体で見つかり、彼らの秘密は大人たちに知られるところになる。
勇は親の転勤ですでに転校、康正と茂男は元の生活に戻り、雅彰も船のことは忘れようとする。
そんななか、邦俊とさとしは、航海に出ようと改めて船を作り始める。
そして完成した船に食料などを積み込み、出航。

二人はそのまま行方不明。
後日船の残骸だけが漂着し、雅彰だけが埋め立て地で彼らの帰りを待っているというシーンで終わり。

ワクワクするような少年時代の冒険が、結局三人死亡という悲劇で終わる。


128本当にあった怖い名無し:2013/04/15(月) 15:50:58.14
>>123
ってかこれズッコケ三人組の作者なのか
胸をえぐるラストだな

 

ぼくらは海へ (文春文庫)
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