クレイジーピエロ(高橋葉介)
1930~40年代のヨーロッパを思わせる架空の土地が舞台の中篇。
どさ回りのサーカス団が森の中で赤ん坊を拾った。
猛獣使いにする、いや空中ブランコ乗りだ、よく見ろ優しい顔だからいいピエロになる、
と皆で可愛がって育てたが、ピエルと名付けられたその捨て子は
臆病 ...
エロマンガの別冊マンガ
その話の主人公は幼い頃運悪く女性の自殺死体を見てしまいそれが原因でネクロフィリアになる。
死体の映っているビデオを見たりして何とか性衝動を抑えていた。
やがて主人公にも彼女ができるがやはり通常の性行為はいつも最後まで出 ...
夢への道標(岡崎二郎)
基本はハッピーエンド。その中の1話から。
時代も場所も不明だが、その場所には雲の上まで届き、
向こう側が見えない位大きな木があり、その麓で暮らす主人公の少年。
父親は顔に傷があり、その木を見ると険しい顔をするばか ...
闇姫さま(高橋葉介)
(わらわは闇の王国の姫、目を閉じればそこはわらわの王国)
(せっかくいい気持ちで押し入れで寝ておったのに、
わらわの母と称する酒場勤めの化け物が五月蝿い)
(今から寝るから出てゆけ、と申しておるが逆らうと
トンカチで殴られるから言うことを聞いてやるか) ...
20年前の不定期連作短編
作者名もタイトルも覚えてないけど…。
主人公は大正時代の成金の二代目で、いつもニコニコの極楽とんぼ。
ある日、彼のところに華族のお嬢様が嫁いでくる。
華族といえど台所事情は苦しく、この縁談は
双方の ...
はくし病(つくすん)
女子中学生の主人公は最近朝目が覚めなかったり、鼻血が出やすかったり、
携帯に見知らぬ人の写真が入っていたり、何より念動力が使えることに悩んでいる。
ニュースによると、それらの症状は「はくし病」という病気によるものらしい。
はくし病とは手を ...
或る愛情の死(平山夢明)
両親と息子二人の家族の話。
ある日一家四人で車に乗っているところ事故に遭う。
両親は脱出するが後部座席の息子たちは自力で出てこられない。
父は長男を、母は次男を助け出そうとするが、ガソリンが漏れてきて時間がない状況に。
父は足が不自由で一生歩けな ...
まつざきあけみ90年代の短編
主人公は中2女子。
母親が小6の弟の中受に夢中なので、
(あたしだって来年は受験生なんですけど~)と思っている。
近くの公園に住み着いたホームレスが、何者かに襲われる事件が相次いだ。
被害者は、犯人は少年か小柄な男性に見えたと証言した。
最近 ...
マッハGO-GO-ガ~ル(児嶋都)
(あたしとマリコは親友で、とってもキュートな女の子☆ミ)
(二人の流行りはみんなの流行り、学校中が真似するの☆ミ)
主人公と親友のマリコはどちらも明るい美少女で、素敵な彼がいる。
ある日、マリコの彼が交通事故で死んだ。
泣き暮らすマリコを元気づけよう ...
蜜の如き血のかおり(篠原烏童)
多分舞台はフランス。
新進気鋭の画家が連続殺人で捕まった。
彼はモデルを次々に殺し、その血まみれの死体を描いたり
絵の具にその血を混ぜて絵を描いたりしていた。
刑事に芸術の為に罪も無い娘を3人も殺したのかと詰め寄られ
「芸術の ...