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806:本当にあった怖い名無し:2013/03/30(土) 02:39:29.40昔読んだ、たぶん藤本ひとみの短編小説。かなりうろ覚え。

中世フランスの貴族一家。
夫は戦等の遠征で、妻に子供が生まれた直後から家を空けていた。
妻は女主人として家を守るため、生まれたのは女児だったが男児だと偽って夫を送り出した。

月日は流れ、男として育てられていた娘は男装の美少 ...

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803:1/2:2013/03/30(土) 00:30:35.61西澤康彦の作品は、どれも大概後味が悪いんだが、
その中でもいやーな感じになる作品を一つ。
「消えた上履きの問題」という、短編。

女子高教師の佑輔は、二つの問題に頭を抱えていた。

一つは、クラス内で起こっているいじめ問題についてだ。
イジメというのは、当然、いじめるほうが悪いに決まってい ...

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599:本当にあった怖い名無し:2013/03/20(水) 21:29:44.53午後の恐竜のどかな休日の朝、妻子持ちが目覚めると
子供が「恐竜がいる」とはしゃいでいる。
そんな馬鹿なと外に出ると、確かに恐竜が闊歩し、妙な植物や虫
巨大なトンボが飛んでいる。
夢かと思ったが妻にも子供にも見え、犬は恐竜に吠え立てている。
しかし目には映るが、手で触れても通り抜 ...

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466:1/5:2013/03/15(金) 14:44:29.49バルザックの短編「グランド・ブルテーシュ奇譚」フランスのとある田舎町に、貴族の夫婦が住んでいた。
ある夜、夫が予定より早く帰宅して妻の寝室のドアを開けると、
同時に衣装部屋のドアが閉まる音がした。
どうせ妻専属のメイドだ、と気にせず妻と話をしていると、
メイドが廊下側のドアから入ってきた。

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80:本当にあった怖い名無し:2013/02/24(日) 22:16:11.89筒井康隆のSF短編。うろ覚えなんで詳細違ってるかも。

はるか未来。宇宙に進出した人類は、とある惑星で巨大昆虫を発見。
「ハンプティ・ダンプティ」と命名。その虫は寄生虫の一種で、
他の生物の背中に融合し脊髄を介して宿主の脳を活性化させるという
PCの増設メモリのような生態の虫。だがメモ ...

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957:1/2:2013/02/19(火) 13:14:05.37皆川博子の短編「孔雀の獄」

舞台はインド。
先王の后が投獄されて15年になる。
先王の死後、誰彼構わず男を誘ったあげく、
幼い次男は先王の子ではないと白状したのだった。

牢番は女をカーリー女神様のようだと思い、ひれ伏した。
百合の花を弄びながら牢に入った女は、
何を思っ ...

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806:本当にあった怖い名無し:2013/02/12(火) 21:46:17.38中津文彦より。
小学校の女教師Aは、ふとしたことから虚言癖持ちと分かった女の子Bについて、
B父と懇談する。別れた妻に虚言癖があったこと、
自分は作家で忙しいので普段はBを妹に預けてる旨を伝えるB父。
何度か話し合ううちAはB父に魅かれていく。
ある時Aは初めて直接B父宅に行く ...

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610:1/2:2013/02/05(火) 23:23:40.73「金田一少年の事件簿」の小説版の一つ、「邪宗門殺人事件」。

金田一は6年前、軽井沢に旅行した際、ひょんな事からそこに住む同年代の子たち
(瑠璃子、比呂、研太郎、純矢)と仲良くなった。
彼らは、元大学教授夫婦らに引き取られた、親の無い子であった。

6年前の一時期以降、彼らとは没交渉だった金田一だ ...

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107:本当にあった怖い名無し:2013/01/20(日) 21:45:55.30異星人とのコミュニケーションで思い出した、筒井康隆「関節話法」

主人公は普通の人より体中の関節を自在に鳴らせる。
その特技を生かし、言葉を発する事を失礼とし関節を鳴らして
コミュニケーションをとる星との通訳役に任命される。
どの関節を何回鳴らすかで意味や丁寧度が変わり、回数が多いほ ...

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910:1/2:2013/01/13(日) 22:04:00.71 三島由紀夫「月澹荘綺譚」

O侯爵はS町の風光明媚な岬に月澹荘という別荘を持っていた。
別荘番の息子の勝造少年は、嫡男の若君の遊び相手という大役を仰せつかった。
漁師の息子である勝造にとって、若君は不思議な少年だった。
どんな遊びも勝造にやらせ、決して手を汚さず、大きな澄んだ目でじっと見るだけだっ ...