ボトルネック(米澤穂信)
まとめるのも下手なのでそのへんは許してください。
ボトルネック 米澤穂信
主人公は、少し影のある高校生の少年。兄の通夜の日に、
数年前に崖から落ちて死んでしまった少女(少年と同じような性格でなんとなく仲が良かった)の事故現場にいた ...
報復(ジリアン・ホフマン)
主人公の女性検事は、10年ほど前にレイプされた上体中を切り刻まれ、
瀕死の重傷を負ったという過去を隠し、今は別の土地で過去を隠して仕事をしていた。
精神科医にもかかったりしてようやくレイプの記憶も薄れてきた頃、
女を殺しては心臓をくり抜くという残 ...
パットお嬢さん(L・M・モンゴメリ)
同じ作者で「パットお嬢さん」って小説が個人的に後味悪い。
主人公パットは森に囲まれたお屋敷に住んでいて、森も込みでそのお屋敷を「銀の森」と呼んでいる。
パットは銀の森で父母、妹、召使いと一緒に幸せに暮らしているのだが、
「変化」を異常な程に恐 ...
臍(乃南アサ)
主人公は銀行員の夫と二人の娘と暮らす平凡な専業主婦。
真面目で堅物な夫は
「自分が仕事に出ている間、子を育て家を守るのは嫁の役目」という考えで、
主人公もそれに従い娘達を育ててきた。
ある日、高校生の次女・未菜子が臍の整形をしたいと相談してくる。
「 ...
人を殺す、という仕事(大石圭)
俺的にはアリな話だが、古参のファンからも「ねーよw」と言われるほどトンデモ話なので注意。
留学を目前としていた主人公のもとに「貴方が乗る予定の飛行機が落ちる」と謎の手紙が届いた。
手紙を怪しみながらも搭乗をやめた ...
フィナーレ(星新一)
ある科学者が「死後の世界を覗ける薬」を発明する
不治の病で末期の患者にそれを服用させると
危篤状態に陥るたびに「死後の世界」を体験して帰って来る
それがものすごく素晴らしいところで
先に死んだ父母も待っててくれて ...
豚の死なない日(ロバート・ニュートン・ペック)
あらすじはもろに『子鹿物語』系。
舞台は古き良きアメリカで、農家の子どもが動物をペットにして仲良くなるも
最終的には農業経営上の事情からその動物は殺さざるを得なくなり、
子どもは当然かわいがっていたペットを失ってショックを受けるが ...
蛇(町井登志夫)
うろ覚えで紹介。
ある病院に、蛇に噛まれたといってきれいな女の子が担ぎ込まれてくる。
その子は痛い痛いというけど、蛇に噛まれた後も見つからず、原因も分らないうちに
女の子の手足、首がはれ上がっていく。けど原因が分らない。 ...
他人事(平山夢明)
崖から転落し、潰れた車内で足を挟まれ潰されて
身動きがとれない私と、同じく動けない彼女。木々に支えられて今にも落ちそうな車。
車内にいたはずの子供の姿が見えない。パニックになる彼女。
突然謎の男の声「おい!大丈夫かい?」顔は見えない。
子供は外に投げ出され ...
灰色のかたまり(スティーブン・キング)
「灰色のかたまり」
少年が主人公の経営するバーに飛び込んでくる。
話を聞くと、少年の父親の腐ったビールを飲んでから様子がおかしいとのこと。
日に日におかしくなって行く父親に耐え切れず、主人公の下に助けを求めてきたのだ。
父親が住むアパー ...