ぼくらの alternative(大樹連司)
臨海学校にやってきた14人の小中学生たちは、
マーヤと名乗る謎の少女に誘われるまま巨大ロボットの操縦者になるという契約をする。
真面目に取りあっていなかった子供たちだが、現実の存在として
全長500メートルものロボットが現れ ...
蝿の王(田中啓文)
大学教授の蛭川が「虫の間」と呼ばれる遺跡を調査している時、
彼は壁画の虫に導かれるように大量の人骨と壷を発見する。
人骨は赤子のものであり、蛭川が壷を開けるとそこから目に見えない悪意の塊が噴出した。
ここから物語は始まる。
主人公瀬美は女子 ...
漂流船(鈴木光司)
貨物船だか何かの大型船が、帰港中に無人の小型船が漂っているのを見つける。
それを牽引して行くことになったが、誰か一人管理者としてその小型船に乗る事になり、
船という閉鎖空間での人間関係の軋轢にうんざりしていた主人 ...
バビロニア・ウェーブ(堀晃)
バビロニアウェーブってSF小説。
宇宙で無尽蔵のエネルギーを発見し、人類はすっかり頼りっぱなしになった時代。
主人公はエネルギー発見者の科学者を辺境の基地まで運ぶことになり、
そこで太陽系外へ向けた研究を行ってる辺境基地を閉鎖する方針を聞く。
基地に ...
ペット・セマタリー(スティーブン・キング)
まあよくあるゾンビ物だな程度の感想だったっけど、
子ども持ってから読み直して本当の恐怖のポイントを理解した。
あらすじは御存じだろうとして書くが、
上下巻で、上巻のラスト辺りで幼い息子が死ぬ
(車道に走りだす息子→がタッチの差で届か ...
緋の堕胎(戸川昌子)
妊娠6,7ヶ月までになっていても秘密裏に堕ろしてくれるのでそれなりに流行っていた。
院長は吝嗇で、本来は専門業者にださないといけない死んだ胎児や手術時の汚物などほとんどを、
バイト学生たちに表 ...
馬喰八十八(佐々木喜善)
貧乏なので馬商人のくせに、たった一頭のやせ馬しか飼っておりませんでした。
ところが隣に住む長者どんの家には、48匹もの立派な馬が飼われておりました。
八十八は、ぜひとも隣の長者どんのような立派な馬 ...
花を愛した男(スティーブン・キング)
所々(愛しい人の名前とか)うろ覚えだけど
浮かれた足取りで花束をもった男が町をあるいている。
男を見て町の人々は思う。
ああ、あの男は恋をしているのだ――
町の人々に冷やかされたり、励まされたりして照れ笑いを浮かべながら、男は愛しい人 ...
ホワイト・クリスマス(麻耶雄嵩)
クリスマスにA(中年の金持ち男)とその秘書である若い男4人とAの娘が集まり楽しく過ごす。
実は若い男たちは全員Aの愛人。(A娘は知らない)
それぞれマンションと毎月の手当てで囲われている。
Aはある程度の期間楽しんだらさっさと別れてまた新しい愛人を ...
日の丸あげて(赤川次郎)
男やもめの実父の世話しに週一で団地に帰ってたのね。
この実父ってのは元刑事の頑固ジジイで、
祝日に団地のだれも国旗掲揚してないのが気に入らななかった。
であるとき多少親しい若夫婦の部屋まで自前の国旗セット持ってって
「揚げ ...