セメント樽の中の手紙(葉山嘉樹)
セメント工の主人公がセメントの箱に入っていた手紙を見付け読む。
手紙は、セメント袋を縫う女工が書いた物で、
彼女の恋人は、クラッシャーの中に入ってしまい、
機械は止まる事無く、彼はセメントにされる。
女 ...
夜よ鼠たちのために(連城三紀彦)
※これ叙述になってて、内容圧縮しただけだと分かりにくいんで大雑把にまとめます。
白血病の権威である開業医、その娘婿の医師が相次いで殺される。
どうもこのところ誰かに脅されていららしいのだが、
殺したのはその病院に数年前から通院・治療していた女性の夫。 ...
石の血脈(半村良)
建設会社の若手エリートA男は美人の嫁さんB子をもらって仕事も順風満帆絶好調。
戦友の下請け会社社長C男と手を結んでのし上がる気まんまんだ。
が、業界の主と言われるオッサンの遺品整理を引き受けたことから歯車が狂い始めた。
B子の様子が日に日におかしくなるが、A男 ...
分水嶺(森村誠一)
「分水嶺」 森村誠一
化学系の会社の技術者であるAと医者のBは元同じ大学の登山サークル仲間。
二人とも同じサークル所属の女性Cに思いを寄せている。
Aの告白を受けたCはBに告白をするが、
はっ ...
インスマウスの影(H・P・ラヴクラフト)
いわゆるクトゥルフ神話といわれる創作の中の基本であるひとつ。
うろ覚えなんで細部違うと思うがごめん。
主人公は夏休みだったかなんだかで田舎町の叔母の家に向かうが
途中乗り換えに降りた街で奇異な外見の人たちを見かける。
妙に目をむ ...
迷宮の死者・手の白い悪魔(和久峻三)
弁護士さんだけあって法律の話なんだけど、全てが後味悪い。
もうにっちもさっちも行かん、どうなるんだーー!とハラハラしてると
突然主役側に都合のいい、それ一つで裁判がひっくり返るほどの事実が出る。
まずは遺産相続の話。 ...
呪怨(大石圭)
映画だと全員死亡だけど小説版だとヒロインが悪霊にレイプされてエンド。最悪。931 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/08(火) 08:16:58映画も見てないけど、呪怨の悪霊って母子だけじゃないん?
つかあらすじ書いてくれ。 932 名前:本当にあっ ...
親善キッス(星新一)
宇宙世紀0079。人類は宇宙船を開発し深淵なる宇宙へと旅立っていった。
旅先で宇宙船の船長とクルーたちは地球人とまったく変わらない外見を持つチル星人が住む惑星チルを発見する。
チル星人たちは突然の来訪者に驚くも歓迎の意を示し、船長たちをチルへと招き入れる。 ...
偽の離村式
丹後にはるか昔から続く集落があった。
奈良か平安ごろの古い書物に名前が載るほど由緒がある集落だったが
ご多分に漏れず過疎に悩み数軒しか残っていなかった。
そのことを聞いた大阪のテレビ局がこの集落を題材にして
ドキュメント番組を製作するこ ...
タッチ(ダニエル・キイス)
題名からして例の野球漫画を連想せざるを得ない小説だが、
そんな暢気な事言ってられるような作品じゃなかった。
以下、簡潔に纏めただいたいのストーリー。
結婚4年目の若い夫婦であるバーニ ...