佇むひと(筒井康隆)
多少記憶で歪められちゃってるかもしれないですが。
『佇むひと 1/2』
主人公は小説家。薄っぺらい娯楽小説ばかりを書いている。
内心ではもっと毒にも薬にもなるような過激なものを世に出したいと
考えているが、言論弾圧 ...
エンダーのゲーム(オースン・スコット・カード)
人口統制された未来
異種生物と地球人との全面戦争
兄による壮絶ないじめから逃げるには軍人になるしかない
エリート軍人として育てられるため優しい姉や両親と引き離される
教官により孤立する立場へ追いやられる
上級生らを相手に不利な条件でバトルシュミレ ...
忘却の船に流れは光(田中啓文)
かつて怪物の襲撃で滅びかけた人類は要塞を築いて怪物の進行を防ぎ、
その中で人類は異型へと姿を変えながら生きながらえていた
その世界はどんどん荒廃していて、階級が上の人々は裕福だが、低階級の人々の食料や空気はどんどん汚染されていく
主人公はヒロイン達と一緒にその世界を管理 ...
あなたの人生の物語(テッド・チャン)
主人公は言語研究家の女性。
彼女は政府からの依頼で、先日飛来した異星人の言語を理解する任に就く。
異星人は非常に協力的で、手探りながらも順調に進む研究。
だがそのうちに女性は、異星人の持つ特殊な力を、図らずも手に入れてし ...
夏の滴(桐生祐狩)
自分達の子供を殺して特殊な薬を作って大儲けしようとする大人たちと、
大昔にその薬を製造した男の子孫と主人公達子供が抗うホラーファンタジー風のストーリーなんだが
主人公のクラスには車椅子の少年がいて、クラスの子供達はその少年の世話をして
仲良 ...
キノの旅/絵の話(時雨沢恵一)
主人公が旅で訪れた街で、ある画家の描く戦車の絵が流行っていた
街の住人によると、その画家の絵は反戦を表現しているらしかった
「この絵に描かれている戦車に踏み潰される小さな花は戦争によって踏みにじられる尊い命を表現しているんです。
こちらの絵の朽 ...
みんな邪魔(真梨幸子)
「ミレーユ」の章を思い出した。
ミレーユ、というのはハンドルネームで、とある伝説的な少女漫画のファンクラブが舞台。
会員は、みな、更年期を迎えたおばちゃん。
いわゆる、オタクおばちゃんの集まり。
ミレーユだのガブリエルだのエミリーだ ...
黒い雨(井伏鱒二)
座席に腰をかけていた少年が、金壺眼の横に立っていた婆さんに席を譲った。
中学三年生か四年生ぐらいの少年である。
婆さんは感謝の気持ちか、または好奇の気持ちを起こしたのだろう。
その少年が話相手になろうとしないのに頻りに話しかけ、被爆したときの様子を聞こうと ...
レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち(石井光太)
インドにて物乞いで儲けるために四肢をわざと傷つける者がいる
物乞いする女性は同情を誘うために、赤ん坊を借りてくる者がいる
そして物乞いを牛耳るマフィアが、年端もいかぬ子供たちをさらって
身体障害者にし、自分のシマで物乞いさ ...
海王の花嫁
とある海辺の街に一人の少年が暮らしてる。
親はいなくて、祖父だったか叔父だったかと一緒だったと思う。
ある日、海辺に一人の少女が記憶喪失で打ち上げられ、なんだかんだあって
少年と少女は一緒に暮らす事になる。
少女はとても美しくて、少年は ...