生きのびるやつ(スティーブン・キング)
腕のいい外科医が、海難事故で無人島に流れ着く。
一緒に流れ着いた荷物の中に食料品はなく、粗末なナイフや大量の酒、
そして密輸品だったであろう大量の麻薬。
取り合えず生きながらえたことに安堵するも、すぐに飢え ...
究極の美味(雁屋哲)
美食家の青年が非合法のグルメに手を出し、最終的には究極の美食として自分の脳を食べる・・・
って感じの、内容は普通のホラー。タイトルは忘れた。
主人公が
「高価で美味いもの食えないヤツとか馬鹿じゃねーのwww貧乏人pgrwww」 ...
地獄とは神の不在なり(テッド・チャン)
テッド・チャンのSF短編小説、タイトル忘れた。
主人公は無神論者、妻はとても敬虔深い信仰者。
ある日妻が天使降臨に巻き込まれて死亡する。
妻が天国に昇っていく姿を多くの人が目撃した。
主人公は大いに嘆く。何より辛いのは、無神論者の主人公は
絶対に天国に ...
ガネーシャ
結構ある気がする。
女神が、沐浴を誰にも覗かれたくないからと息子に見張りを頼んだら、
帰ってきた夫の神がどこうとしない息子の首をはねたんで妻大激怒。
怒りを鎮めるためにそこにいた象の首をはねて
息子にくっつけてめでたしめでたし ...
仕返し(横山秀夫)
本筋にからむエピソードで、主人公の警察キャリア管理職の息子が
学校で苛められっ子になる。
苛めっ子はなんと同じ官舎にいる部下の息子。
父親が、みそっかす(苛められっ子)の父親に頭を下げるのが不快だったという。
二組の親子 ...
手斧が首を切りにきた(フレドリック・ブラウン)
マザーグースの、「ろうそくがお前のベッドを照らしにきた、
そして手斧がお前の首を斬りにきた」という歌詞がある童歌がモチーフになっている。
主人公は、両親を早くに亡し
地元ファミリーのボスの下で使い走りをしている不良青 ...
現代百物語シリーズ(岩井志麻子)
志麻子が「チャイ・コイ」をあて、鰻登りに評価を上げていた頃のこと。
ある出版社が志麻子の密着取材を企画し、一人の女性編集者を派遣してきた。
その編集者に対する第一印象は、「少女漫画に出てくる女子校の女教師」。
仕事が出来そうに見えるが、モ ...
死体は語る(上野正彦)
戸締りした室内で急死した独居男性がいて、
飼っていた数匹の猫も一緒に閉じ込められた状態になったため
数日後に遺体が発見され猫が一斉に外へ飛び出して行った時には
仏さんは頬の肉とかを猫に食われて欠損していた、
というエピソードを読 ...
てんびんばかり(宮部みゆき)
江戸物。元は仲の良いお隣同士だった家族が、家事や災害、病気などで
両親達が死んでいき、娘同士だけになってしまった。
二人は一緒に住んで「いつか二人で飯屋をやろうね」と姉妹として貧しいながらも暮らしていた。
ところが突然、いつも主人公の「姉」の背後に ...
命が五つ(狩生玲子)
世界的に活躍している冒険家の男が居た
ある日男の下に男のファンらしい一人の青年が訪ねてきた
青年曰わく
「自分の一族は命を七つに増やす事が出来る特別な術を持っているのだが
こんな何でもない一般人の自分よりも様々な危険な冒険 ...