星の大地(冴木忍)
大地に大災厄が起こることを知った主人公達が人々にそのことを知らせ、
助けようとする内容。
主人公たちは古代の飛行船を見つけて、それに人々を乗せるんだけど、
当然人類を乗せることは不可能。いろいろと騒動起きて、
飛行船 ...
ベルゼブブ(田中啓文)
作者の名前忘れたが、「ベルゼブ」ってタイトルの小説が最高に後味悪かった。
以下簡単なあらすじ。
古代遺跡(古墳?)の発掘によって
封印されていた悪魔ベルゼブが解き放たれてしまう。
ベルゼブは発掘者の息子の体を乗っ取り、
虫の大群を操って(ベルゼブは虫 ...
ふらんだーすの犬(橋本治)
6歳の男の子が児童虐待の末殺される話なので、後味良いわけ無いんだけど、
話の内容とは別に独特の後味の悪さを感じた。上手く説明出来るか、わからないけど…
まず、ざっとあらすじ。
ややDQN家庭に育った女。「結婚すれば幸せにしてもらえる」と夢見 ...
緋色の迷宮(トマス・H・クック)
読みたてほやほやで後味悪いトマス・クックの”Red Leaves”です。
主人公エリックは小さな写真屋を営んでいた。17歳の息子と
美人で仕事のできる奥さんとにめぐまれ、ささやかに幸せに暮らしていた。
エリックは子供時 ...
プリズム(貫井徳郎)
既出ならゴメン
ある殺人事件が発生する
まずAが色々推理し犯人はBであると特定するが証拠がない
Aは自首を勧めるためにもBに推理を話すが、Bは犯人ではない。Aの話に触発され
今度はBが犯人を推理し始める。Bは色々推理し、 ...
バックシート・ドライバー(式貴士)
そんなのありかよという結末。
主人公は大学生。だがすでに3人の人間を殺している。
一人目は自分の弟を幼少時代に事故と見せかけて殺している。
二人目は自分の昔の彼女を高校時代に殺している。
3人目は自分の大学の教授を女関 ...
ぼくらの気持(栗本薫)
30代の少女漫画家が殺される話があったんだよね。
盗作だの年増の恋のもつれだのが絡んだような記憶があるんだけど、
その途中で担当の編集者がにたにた笑いながら、
「そういえば検死したら、○○先生は処女だったそうですよ。けけけけ」 ...
春風のあげく(星新一)
幼馴染の武士の男と女。相思相愛。でも女が殿様のめかけに選ばれる。
妾になったらもう会えない。最後の晩に隠れてセクース。
女は奥に入ったほどなくして男児を生み死ぬ。
さて。この男児実は自分の子では?と男は思い始める。
殿様と連れ立っているところを見 ...
ボッコちゃん
彼女の名前はボッコチャン。主人公(バーのオーナー)が作った接客人形。
客の言ったことに鸚鵡返ししかできないが、客の人気は上々だった。
みんなボッコちゃんが人形だとは知らない。彼女が飲んだ客のおごりのお酒は背中の
パイプから取り出して再利用しているなんてこと ...
暴風雨の夜(小酒井不木)
後味悪かった。
知識人達が集う怪談の会で、
性病を扱う医師Mが半ば得意気に語り出す。
若い頃のMと彼の妻は共に冒険好きだった為、
平穏な結婚生活に退屈していた。
そこに訪れる梅毒の男。
彼は結婚が三ヶ月後に迫っている ...