ふたりの印度人(筒井康隆)
帰宅途中の電車の中で、二人連れのインド人を見る主人公。
なぜかそのインド人は主人公の後についてきて、家にまで上がりこもうとする。
主人公が怒鳴りつけてもペコペコ頭を下げるだけで、何も言わない。
なんとか ...
ペルシャ猫の謎(有栖川有栖)
「ペルシャ猫の謎」
同棲していた彼女に逃げられた主人公。
彼女は、可愛がっていたペルシャ猫を残して去った。
生き物苦手の主人公は、最初こそ猫を持て余していたものの、
寂しさから次第にかけがえの無い存在になっていく。
ある日、うたたねしてい ...
秘密(東野圭吾)
小説、映画、漫画、ドラマと数あるフィクション者の中でこれほど後味悪い
作品は無いと思うよ。
妻と娘がバスで交通事故に遭う。奇跡的に娘は助かるがなんと中身は妻だった。
小学生の娘(モナミ)に35歳の妻(ナオコ)の魂が宿ってい ...
暴力教室(赤川次郎)
罪悪感欠如で他人を追いつめたり平然と人を陥れる。
何だっけな、タイトルは忘れたけど女教師が担任クラスに
いじめがあった事に気づき、独自に調べる。
するとクラスの人気者がいじめの首謀者だとわかる。
が、ある日女教師は帰り道に ...
瓶詰地獄(夢野久作)
ちなみにその手紙は時系列が遡っていく形式。
一通目(時系列では最後の手紙)
一言で言い表すなら遺書。孤島に取り残された男女が、救出を目前にしながらなぜか
自殺を決意している手紙。
二通目( ...
必死剣鳥刺し(藤沢周平)
北国の某藩では、藩主お気に入りの側室があれやこれや口出しするため、政治は混迷を極めていた。
藩主の口を通じて執政会議に持ち出されるその案の数々がいかに無茶苦茶に思えても、
誰も表立って批判することができない。
藩の中でもそれなりの地位にあった主人公は一人 ...
骨の証言(山村美紗)
むかーし読んだ後味の悪い小説を思い出してしまった…。
あるアパートで独居老人の男性が死んでいるのが発見される。
争った後はあるが強盗ではないようだし被害者は恨まれるような人でもなく
何が動機かさっぱり分からない。
しかし調べていくと老人の戦死し ...
パパとママに殺される
主人公は16歳の少女。でも生まれつき障害者で、手足がうまく動かない。
声は出せない。ベッドから出ることもできない。
皆は親切に接してくれるが、少女は家族の厄介者であると自覚している。
「身体だけ育って、世話が大変 ...
ハツカネズミと人間(ジョン・スタインベック)
昔のアメリカでの話。農場での季節労働で金を稼ぐ二人の男が主人公。
一人は知恵遅れの大男で、もう一人は小男だが、頭は良い。
二人は固い友情で結ばれていて、助け合いながら生きている。
大男は気は優しいのだが、かわいいものを見るとかわいがりすぎて殺してしまう。
初ものがたり/白魚の目(宮部みゆき)
この短編は茂七って岡っ引きが事件を解決していくんだけど
どれもこれもメデタシメデタシで終わらない
なんか引っ掛かるものが残る話ばかり。
個人的に1番後味悪かったのが「白魚の目」
ヘタクソだけどまとめてみた。544 名前 ...