知らぬが仏(ヘンリー・スレッサー)
核戦争の生き残りの白人グループが船だか飛行機だかで、
南洋の汚染されてない小島に着くんだけど、人食い人種に食われてしまう。
この島は汚染されてないからここに住まわせろ、
って説明するのにガイガーカウンターを使うんだけど、 ...
正義(筒井康隆)
自分は常に正しいと信じている男がいて、どんな人と議論しても正論で論破し打ち負かしていた。
そんなことを続けているうちに彼には多くの敵もできたが、
彼は“自分は正しい、周りが間違っているのだ”と言って孤立しようとも満足していた。
そんな彼もと ...
極楽はいやじゃ
父母のいない少女が農家に引き取られ、奴隷の様に働かされる
毎日疲れているが、働かないと他に行く所が無い
一生懸命働く、そして過労で死んでしまう。
死後の世界、閻魔大王の審判の場に出される
閻魔は少女の生前の行動を大きな鏡に写 ...
狛犬泥棒
男が神社から狛犬を盗み売った。
しかしその日の夜から、夢に狛犬が現れ「嫌だ帰りたい、神社に帰してくれ」と毎夜泣く。
恐ろしくなった男は自首したが、狛犬は既に闇ルートで人手に渡り、追跡不可能になっていた。
夢の話を聞いた神社の人(だったと思うが記憶曖昧)が新聞に「どうか ...
地獄へのツアー(カトリーヌ・アルレー)
金と暇をもて余した中年男Aが冒険を求めて、
サハラ砂漠を横断して某国から某国へ向かうパーティーメンバーを募集する。
新聞広告を見て集まったのはイケメンB、冷静な女C、メルヘン喪女D。
CはAの装備を、準備が足 ...
関節話法(筒井康隆)
主人公は普通の人より体中の関節を自在に鳴らせる。
その特技を生かし、言葉を発する事を失礼とし関節を鳴らして
コミュニケーションをとる星との通訳役に任命される。
どの関節を何回鳴らすかで意味や丁寧度が変わり、回数が多いほ ...
地球はプレイン・ヨーグルト(梶尾真治)
「地球はプレイン・ヨーグルト」っていうSFの短編。
凄腕の料理人が政府の要請で極秘裏に召集。
そこで対面したのは、政界の陰の支配者にして超絶味覚の持ち主な老人と
マリモに無数の触手の生えたような生物。その生物は異星人で、
言葉やゼ ...
大地(パール・バック)
主人公Aは貧しい農家の出身で、結婚式の当日に特別にお風呂に入り、
薄いお茶を飲めるくらいの赤貧洗うがごとき男。
妻BはそんなAを支え、共に野良仕事に励み、立派に子供(跡取り息子)を成す。
しかし、Bは痩せっぽちでお世辞にも美しいとはいえない女。
Aはもとは貧乏でもポ ...
纏足
人によってはざまあかもしれん。
清王朝末期、ある裕福な家の奥様が亡くなり主人は後妻をもらう。
後妻には娘がおり、良家の娘の嗜みとして纏足を施すが
邪魔な先妻の娘にはしてやらず召使扱いして大足pgrしていた。
しかし時代は流れ、娘たちが成人する頃には ...
女子割礼
アフリカの一部地域に、女児にも割礼を施す風習がある。
男児と同じく包皮を切除するだけ、あるいはクリトリス切除、
または全切除で穴を一つ残して傷を癒着させる。
外国の福祉関係者曰く、
「何もない壁を見ているようだった」
施術は一族の長 ...