なにかが起こった(D.ブッツァーティ)
男は列車に乗っていた。懸賞で旅行券が当たって(?)普段乗ることのない列車の旅を楽しんでいた。
窓の外に広がるのは田舎の穏やかな風景や荒れ野原など。移りゆく景色を楽しんでいると、
ふと、列車の進行方向とは逆の方へ走る人がちらほらと見えた。列車が進むにつれその数は増 ...
謎のカード(C.モフェット)
男が海外にいった時(?)、現地で仲良くなった女性から別れ際にメモを渡される。
現地の言葉で書かれていたため男には読めずホテルや店の従業員に聞くと、
メモを読んだ従業員は顔色を変え、内容は教えずただ出ていけと言う。509 名前:本当に ...
世にも不幸なできごと(レモニー・スニケット)
「世にも不幸なできごと」という児童書が後味悪い
この本のシリーズは、最初から最後まで不幸の連続。
ヴァイオレット(長女)、クラウス(長男)、サニー(次女)の三人きょうだいが主役で、
話は三人の両親が死んでしまったところから始まる。 ...
こびと(レイ・ブラッドベリ)
「10月はたそがれの国」収録だったかな?
見せ物小屋で働く少女は、毎日来る客が気になってる。
小人の客は毎回ミラーハウスに閉じこもって遊んでいく。
こっそり様子を覗いた少女は、客がミラーハウスで普通体型に写る自分を見て喜んでる様子を見た。 ...
明日があるなら(シドニー・シェルダン)
主人公は田舎暮らしの平凡な女だったが、DQNに婚約者と母親を殺される。
DQNは街の有力者だったため警察は当てにならず捕まりもしない。
思い詰めた主人公は自らの手で復讐しようとDQN家に乗り込むが、返り討ちにあってレイプされる。 ...
箱庭
宇宙の彼方にやってきた主人公一行。
未開の惑星に降り立ち調査を始める。
原生林を切り開いて進み植生を調べ、原住民を見つけて異文化を調査する。
しかしやがて奇妙な現象に気づくようになる。全てがうまく行き過ぎるのだ。
困難は全て探検隊の意欲をかき ...
狂った夏(西村寿行)
人口1万人程の町で、若い巡査が行方不明となった。
町は寂れていた。
過去には温泉町として栄えたが、現在は湯量が減りどうにもならなかった。
その町に近い山中に、戦場ヶ原と呼ばれる場所があった。
5年前の夏、戦場ヶ原に ...
密告函(岩井志麻子)
明治の頃、全国的にコレラが大流行し、多数の死者を出した。
主人公の男は岡山の外れの村役場の小役人で、
できた妻を持ち、子供もいて、満ち足りた生活をしていた。
平穏な村にもコレラがやってくる。
同時に、コレラを払うという怪しげな祈祷師の一家も流 ...
双頭の蛇(西村寿行)
マンションでは騒音に悩まされる事は無かったが隣人が変質者だった。
隣人は表向きは真面目な人間だが、妻に向ける視線に異様なものがあった。
いやらしく、粘つく様な目。明らかに変質者の目だった。
隣人はゆっくりと夫婦を追いつめて行く。 ...
呪術師たち(西村寿行)
妻子もあり、平凡な中年サラリーマンの山田は
帰宅途中、得体の知れない老人に「死相が出ている」と告げられる。
老人の風体はいかにも本物の予言者っぽくて「馬鹿馬鹿しい」
「でももしかしたら……」とgkbrする。
帰り道、やくざに絡まれ殺されかける。予言は本物なのか!と思う山 ...