十二国記/魔性の子(小野不由美)
主人公の少年は人間でなく、十二国で王を選ぶ麒麟という存在。
生まれる前に十二国から日本に流され、幼少期に十二国に呼び戻され、
そして諸事情でまた日本に戻ってきていた。
その際力の源の角を切り落とされ、 ...
牙の時代(小松左京)
主人公は、趣味の渓流釣りのため妻を連れて山奥の民宿に泊まった。
昨夜は雨だったから危ないと妻は渋ったが、やっと取れた休暇なのにと怒鳴り付けて宿を出た。
渓流では入れ食いだった。
大きなヤマメがどんどん釣れ、魚籠はいっぱいになった。
しかし、特別大きな一尾が牙をむき ...
怪しの晩餐(牧野修)
「怪しの晩餐(休題:記憶の食卓)」
・違法な名簿屋で働くなぜか炒飯が食べられない主人公「折原」は
ある日、一冊の名簿の14人の中に自分の名前を見つける
・その名簿のうち数人が死亡していることがわかり同僚の「美也」と名簿の人物を調べ始める
・調査とともに折原に ...
ぼくたべないよ(さねとうあきら)
ある山の上にライオンがいた。
そのライオンは動物達から嫌われており(理由があったんだけど失念)、
彼の所にはネズミ一匹とて近寄らない状況だった。
ある時ライオンは病気に罹って苦しむが、今更誰かが来る訳でも無い。 ...
千夜一夜物語/アジズとアジザーの話(リチャード・F. バートン)
美少女の従妹と婚約中の美青年、妖艶な美女に一目惚れするが、
美女は窓から彼を見下ろし意味ありげな身振りで謎をかけるだけで引っ込んだ。
青年は馬鹿正直に従妹に話し、謎を解いてもらった。
曰く、人差し指をくわえたのは「あなたが欲しい」、
その指を胸の谷間に埋めたのは ...
韓国の昔話
・昔お寺の大鐘が落ちてしまって大人の男が寄り集まっても持ち上げる事が出来ない
・賢い子どもが出てきてアドバイスすると鐘は簡単に持ち上がった
・その子どもの噂は遥か遠くの王様の耳にも入り、子どもを呼び寄せる
・呼ばれた子どもは殺されてしまいましたとさ。チャ ...
あまのじゃくなかえる(イ・サンベ)
今調べたら題は『あまのじゃくなかえる』といって、韓国の絵本を日本語訳したものらしい
ひょっとしたら記憶違いがかなりあるかもしれないけど投下
森に住むカエルの母子
子どもはとても天邪鬼な子で、いつも母カエルに言われたことの真逆のことばかりをしていた
(詳 ...
顔中に種がびっしり
主人公は美人なOLな。
顔中にニキビができて、医者に見せても原因は分からず、仕事も休み一日中部屋にこもるようになる。
で、ある日鏡の前で包帯とったら顔中に種がびっしりついて真っ黒になってるんだ。
つまりヒマワリの種の部分みたいな感じ。
そ ...
唐辛子売りと柿売り
ジャポニカ学習帳的なノートにたいてい小咄みたいたの載ってるだろう
あれで雪山を彷徨う物売りの話があったんだ
唐辛子売りと柿売り
二人は別々に山に迷ってるので特に関係はないんだが
唐辛子売りは売り物の唐辛子を雪にかけて食べ餓えをしのいだ
愛犬(ヘンリー・スレッサー)
若い夫が、あたしはどこも悪くないのに…と渋る妻を精神分析医のオフィスに連れてきた。
妻が病的に犬を怖がるから治してくれ、これでは以前から欲しかった猟犬が飼えない、というわけ。
医者が催眠療法で過去に退行させて色々聞き出してみると、
子供時代の妻は犬好きで ...