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608:1/2:2013/05/11(土) 20:18:20.19赤川次郎の短編小説 「敗北者」

 酷い二日酔いから石毛が目覚めると、そこは見知らぬホテルだった
ふと隣を見ると若い女性が眠っていた。床に散乱する制服からどうやら女子高生らしい。
昨日会社の飲み会でしこたま酒を飲み、最後に入ったスナックでこの子と出会い、
何かの会話の後、酔った勢いでホテルに入り一夜 ...

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549:1/3:2013/05/09(木) 11:56:02.08創元推理文庫の探偵小説アンソロジーだと思うんだが、分厚い文庫で読んだ短編。

閉鎖的な農村で白痴娘が殺された。
迷宮入りになったが、村のインテリの手記で真相が明らかになる。
(遺書だったかも)

白痴娘のお夏は村の男衆の肉便器だった。
お夏はいつもニタニタ笑っていて、男衆のからかいを真に受 ...

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543:本当にあった怖い名無し:2013/05/08(水) 23:12:51.11小説「お母さまとロシアのスープ」

第二次大戦後の中国に住んでいる母親と双子の娘。
父親は日本の軍人で化学兵器などの実験をしていたのだが、
終戦したので日本へ帰ってしまったのだった。

母親は家具などを売って細々と生活を続けていたが、
売る家具もなくなった母親は村の老婆の奨 ...

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534:本当にあった怖い名無し:2013/05/07(火) 23:29:04.39個人的に童話で後味悪いと言えばアンデルセンだなぁ
グリムや民話みたいなエログロとは違って、とにかく空しくなる話が多い

「ひなぎく」
とある田舎の別荘に一輪のヒナギクが咲いていた。
ヒナギクはバラやチューリップと違って人目を引く美しさは無かったが、
お日様の光を浴び、大好きな ...

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520:本当にあった怖い名無し:2013/05/06(月) 23:54:02.74ピーターパンの絵本が実家にあったので何気なく読んだんだけど、
こんな後味悪い終わり方だったっけ?

ピーターは思い出を記憶しないから、
・ウェンデイ達の事を忘れてしまう
・フック船長が時計ワニに食べられた後、フック船長の事も忘れてしまう(死闘を繰り広げたのに)
・ティンカーベ ...

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515:1/4:2013/05/06(月) 21:40:30.71松本清張の短編。

金持ちの初老の夫と水商売あがりの若い後妻。
ある夜、夫の運転する車が海に転落し、助手席の後妻だけが助かった。
後妻は、うとうとしていたらいつの間にか海に落ちていた、夢中で脱出した、と供述した。
警察は無理心中と事故と後妻の計画殺人の三つの可能性を等分に調べた。

主人公 ...

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508:本当にあった怖い名無し:2013/05/06(月) 15:03:55.75昔話でいうと、『笠地蔵』についての考察をいろいろ見ていたら後味悪かった。
血腥い要素や理不尽な展開がなく、子供へも安心して聞かせられる“美しい日本の昔話”
として扱われ、小学校低学年の国語の教科書に載っていたりもするけど、
案外そうでもなく、今のあらすじは教訓誘導的で胡散臭い。

現 ...

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501:本当にあった怖い名無し:2013/05/06(月) 00:08:48.32個人的には初版のラプンツェルも納得いかない。

ラプンツェルの隣家の妖精が悪者になっているけれど、
事の始まりは、ラプンツェルの父が病床の妻の為に
妖精の庭からラプンツェル(レタスっぽいもの)を何度か盗んでしまったこと。

病人の為にラプンツェルを分けてやらなかった妖精も吝嗇だが、 ...

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499:本当にあった怖い名無し:2013/05/05(日) 18:46:03.53桃太郎のラストの別バージョンって昔読んだことがあるんだが・・・

桃太郎が鬼ヶ島から返った晩に、大きな悲鳴があったので、
行ってみると家ん中血まみれで、誰も居なかった。
翌朝、調べてみると床下から食われた爺婆の骨が出てきたという・・・
出典がみつからんわい

後日談は桃太郎 ...

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497:本当にあった怖い名無し:2013/05/05(日) 15:33:23.23グリムのシンデレラは実母の墓に植えた木にお願いすると、
1日目に銀のドレスと銀の靴。2日目に金のドレスと金の靴を落としてくれる。
カボチャの馬車はないのでお城まで走っていく。
王子様が靴探しに来るのは同じだけども、義姉2人は足が大きくて靴に入らない。
その足を継母が「切ってしまえ」と唆 ...