白雪姫(グリム童話)
白雪姫のお妃は元々実母
実母が娘殺しはあんまりだからと改変されて継母になったんだって487:本当にあった怖い名無し:2013/05/04(土) 23:03:39.98>>486
むしろ大元の白雪姫のやばさは
実母を蹴落として実父との近親相姦になる所にあるよう ...
美少女コンテスト(小川洋子)
主人公の母親は娘が赤ちゃんコンクールで優勝したことが自慢
当時の新聞の切り抜きを大切にとっており、ことあるごとに知り合いに自慢する
反面主人公はそれを快く思ってはおらず、
むしろ裏面の食中毒で当たったという気の毒な少女のことを思って嫌になる ...
発作(松本清張)
主人公の田杉は新聞社勤め。
勤務中に競輪に行くような役立たずの怠け者だが馘にするわけにもいかず、
閑職の調査課に左遷された。
女房が結核を患い、サナトリウムに入って一年あまりになる。
女房の姉からの手紙は汚い字の鉛筆書きだ。
…お前さまには苦労をかけるが仕送り ...
老人と三人の若者(ラ・フォンテーヌ寓話)
ある所に、せっせと樹を植えている老人がいた。
その姿を見た三人の青年が笑いながら言った。
「お爺さん、あなたはどうせ長くないというのに
そんな風に一生懸命樹を植えて何になるのです?」
「人の運命は分かりません。 ...
答えのない絵本(麻耶雄嵩)
で、全部で7冊読んだが、『メルカトルかく語りき』を読んだ時は後味が悪くなった。
『メルカトルかく語りき』には、“答えのない絵本”という短編が収録されているんだが、
メルカトル鮎という探偵は“殺人”という事がハ ...
装飾評伝(松本清張)
奇矯な言動と尊大さで知られる天才画家Aと親友のB。
BもAのサークルに所属した同人だが、腕は三流で画壇にはたいした足跡を残さなかった。
Aは若いうちからいい画商がつき、画壇で持て囃された。
晩年はなぜかろくな仕事ができず、各地を放浪して酒色にふけり、
金に困って「 ...
イールのヴィーナス(メリメ)
語り手が田舎の結婚式に出向くと、新郎の領地から青銅のヴィーナス像が掘り出された所だった。
語り手はそれを美しいが邪悪な所がある、と思うが、皆大喜び。
式までの時間潰しに、新郎は趣味のテニスを楽しみ、
汗をかくから、と指輪をヴィーナス像の膝に ...
隊商(ヴィルヘルム・ハウフ)
最後まで読むとなかなか。
「アラビアンナイト」形式で、短編が繋がった中編。
カイロまで、広大な砂漠を旅する隊商の一団がいた。
彼らは途中で、盗賊に襲われ逃げてきたという男、ゼリム・バルフを拾い、
彼を安全な場所まで連れて行く ...
せかいいちうつくしいぼくの村(小林豊)
少年ヤモは、兄が戦争に行ったため、
親を手伝って働いている。
ヤモの住むパグマン村は、
すももやさくらんぼ、果実がたくさん取れる
とても美しい風景の村だ。
春のある日、ヤモは父と一緒に
さくらんぼとすももを売 ...
復讐(皆川博子)
主人公は幼い娘を持つシングルマザー。
年下の恋人は娘を可愛がっているし、娘もなついている。
恋人はある日、お見合いに無理矢理連れ出された、と愚痴って主人公に相手の写真を見せる。
色白で可愛らしい、まだ19歳のお嬢さんだった(うろ覚え) ...