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803:1/2:2013/03/30(土) 00:30:35.61西澤康彦の作品は、どれも大概後味が悪いんだが、
その中でもいやーな感じになる作品を一つ。
「消えた上履きの問題」という、短編。

女子高教師の佑輔は、二つの問題に頭を抱えていた。

一つは、クラス内で起こっているいじめ問題についてだ。
イジメというのは、当然、いじめるほうが悪いに決まってい ...

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771:1/3:2013/03/28(木) 02:36:27.19星新一「藩医三代記」

のどかな小さな藩の藩医のお話。

父。穏やかで真面目な人格者。
三人いる藩医の中で一番身分が低いが、慕われている。
医学修行のために一人息子の剣術の稽古をやめさせるが、理由をきちんと教えて納得させる。

医師が節くれ立った手をしていてはありがたみがない。

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763:本当にあった怖い名無し:2013/03/27(水) 15:12:24.69

父と息子の関係で思い出した、

アガサクリスティのミスマープルシリーズで

ちょこっと出てきたエピソードなんだけど

村に長年歯医者をやっていた父親がいて都会で学んだ息子が帰り一緒に歯科をやっている。
しかし父親は加齢で腕が落ちていて村の人は皆最新技術を学んだ腕のい ...

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730:本当にあった怖い名無し:2013/03/25(月) 23:37:43.84私のお勧めは「100万回生きたねこ」(絵本)

アマゾンでは絶賛の嵐だけど、
感謝できない糞猫がエロに目覚めてめでたしめでたし…って感じの話。
エロに目覚めるまで何度も生まれ変わり、
その都度誰かに可愛がられたんだけど、そのことに関しては喜びも愛も感謝もなし。

 

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720:本当にあった怖い名無し:2013/03/25(月) 17:59:03.70リヒャルト・レアンダーって作家が書いた、
「小さなせむしの少女」という童話。
要約すると大体こんな話。

あるところにせむしの女の子がいて、両親と暮らしていた。
女の子は母親といっしょに散歩に行くたび、
周りの人が自分をジロジロ眺めて、ささやきかわすのが不思議でならなかった。 ...

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665:本当にあった怖い名無し:2013/03/24(日) 10:19:11.66ハワイの女神ペレの話が載っていたけど
(妹が手を出さないでと頼んでいた友や森を焼き尽くしたやつ)
自分が聞いた話もかなり後味悪かった。ハワイには“オヒアレフア”なる雄々しくまっすぐな幹に可憐な花が咲く木があるんだが
元々はオヒアという男性とレフアという女性の夫婦だったらしい。

二人 ...

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645:1/5:2013/03/22(金) 18:52:21.73今アニメもやってる「新世界より」という小説サキが暮らす世界では呪力と呼ばれる、念動力を皆が備え持っている。
意思だけで巨木を折ったり、火を起こしたり、物を投げたりできる。
文明は未発達で電気も公共事業に使われる程度だが、呪力は遺伝子操作にも使え、
この世界では、羊毛を取りやすいよう羊はほとんど絨毯に近い形態を ...

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630:多分1/3:2013/03/22(金) 01:10:24.10森村誠一「肉食の食客」

父は、おじを憎んでいた。普通の兄弟ではない。
厳格で教養深い祖母と違って、無教養で不器量な使用人の女と祖父が通じて生まれた子だ。
地元の名家に相応しく、規律正しく優秀な父の兄弟たち。
そのなかで異質に、おじは三流大学を出た後、職にも就かない。
だらだらと、いつま ...

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629:本当にあった怖い名無し:2013/03/22(金) 01:01:31.28世界の終わり系で筒井康隆。うろ覚えなので何か違ってたらごめん。舞台は核戦争後っぽい地球。
主人公の二人は洞穴で生活している。
洞穴の外に出るのは危ない、という自覚はしていた。
二人の世界には二人しかいなかった。
食糧を集めるのは体の大きな力強い方の役目、
家である洞穴を守るのは ...

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625:本当にあった怖い名無し:2013/03/21(木) 23:25:07.68パトリシアハイスミスのすっぽん。主人公は男の子。中学生なりたてくらいだったか微妙な年ごろ。
母子家庭の母親は毒親系で、彼を抑圧している。
もう恥ずかしいっていうのに半ズボンを強要したり。

ある日、男の子は家に亀がいるのを見つける。母親が買ってくれたのだ!と喜ぶ少年。
でもそれはすっ ...