ヘギョンくんの胃薬

韓国ネタ嫌いな人はスルーよろ。
投稿主は日本人の、予備校講師男性。
1978年の春、投稿主の通っていた大学が交換留学を行うと発表した。
姉妹校である韓国の大学から二名、こちらから二名を一年間交換留学させ、
交流を図るというものだ ...
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(村上春樹)

主人公のつくるは高校時代に男女なかよし5人グループに所属していて、
それは何物にも代えがたい親密な友情だった。
つくる以外それぞれ苗字に色の漢字が入っていて、アカ、アオ、クロ、シロと呼び合っていた。
高校卒業後つくるだけが東京の大 ...
狂人の太鼓(リンド・ウォード)

サブタイトルの通り文字のない「小説」なので、以下私の解釈。
成り上がりの奴隷商人が暗黒大陸アフリカで奇妙な太鼓を見つけ、なぜか魅せられて屋敷に飾る。
商人は幼い一人息子(主人公)を厳しくしつけ、ひたすら勉強させる。
息子が例の太鼓を叩い ...
僕らは海へ(那須正幹)

主人公さとしは小六。母子家庭で、出版社で働く母のもと中学受験に向けて勉強中。
勇・雅彰・邦俊は、さとしと同じ学習塾に通う仲間で、そこに貧乏な大工の子供である嗣郎を加えて、
荒れた埋め立て地の中にある秘密基地でよくたむろしていた。
ある日、五人は勇の発案で埋め立て地に不法投棄 ...
白バラはどこに(クリストフ・ガラーツ)

舞台は第二次世界大戦中のドイツ。
「白バラ」という意味の名前を持つ少女はある日、
自分には微笑みウィンクしてくれたドイツ兵が、
戦車から逃げ出した一人の男の子を捕まえる光景を目にする。
戦車のあとを追い、ユダヤ人の収容所にたどり着いた白バ ...
王さまなくした時間(寺村輝夫)

今アニメもやってる児童向けのぼくは王さまシリーズの一篇です
Ⅱシリーズなので初期のしか知らない人は知らないと思う
やることなすこと時間に縛られた王さま
起きる時間とか勉強の時間とかなにもかもがタイムスケジュールで
押さえられていて色々と窮屈 ...
まっくろヒヨコ(ラスカル)

大量の黄色いヒヨコに交じって一羽だけ真っ黒なヒヨコが、
自分の本当の親を探して黒い動物を訪ね歩くという話。
黒ヤギだの黒猫だの黒豚だのの所へ行って
あなたは僕のパパとママですか?って聞くけど当然返事はNO。
黒ヒヨコが ...
巨鳥退治(松谷みよ子)

「巨鳥退治」
恐ろしいほど大きな持ちものを持った男がいた。
それ故、めとった女房が次々死んでしまう。
男は悲嘆して、まるで俺は化け物ではないか、
ならば村を襲っている巨鳥を化け物同士闘って退 ...
つつじのむすめ(松谷みよ子)

ある村の娘が、祭りで出会った男と恋に落ちた。
再び男に会いたくなった娘は、山を4つも越えた先にある男の家に行く。
驚く男だったが、再会を喜び、共に夜を過ごした。
それから、娘は毎晩男の家を訪ねるようになった。
両手に餅米を握りし ...
アドリエンヌ・ムジュラ(ジュリアン・グリーン)

フランスの田舎町が舞台。
主人公アドリエンヌは18歳。母を亡くし偏屈で頑固な父と姉と暮らす中流家庭の娘。
家事手伝いだが花嫁修行中というわけでもなく、ほとんど引きこもり生活を送っている。
アドリエンヌはある日突然、近所の中年医師に一目惚れ ...