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53:本当にあった怖い名無し:2014/02/26(水) 03:43:46.06絵本「ねずみくんのチョッキ」が後味悪かった

ねずみくんがチョッキを友達に貸す→
友達が別の友達に貸す…の又貸しが続く
段々と体の大きな動物に着られていき、
すごく伸びてしまったのを見て泣くねずみくんで終わり

お母さんが編んでくれたそれを勝手に着回された挙げ句
台無 ...

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40:1/3:2014/02/25(火) 13:25:07.38阿刀田高「靴が鳴る」

侑子は時々、シュッシュッという細い管から空気が抜けるような、
老人の息づかいのような幻聴を聞く。
近道だからと人通りの少ない裏道を選んだ今も聞こえた。
ストーカーかと恐れたが、振り向いても誰もいない。

最初に聞いたのは中学生の時だったかしら、と思う。
遺伝で ...

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6:本当にあった怖い名無し:2014/02/23(日) 15:22:15.38ラノベ「シュヴァルツェスマーケン」

ゲーム「マブラヴ オルタナティブ」の前日譚で、
世界が地球外生物「BETA」に侵略され滅亡の危機に瀕している・・・という設定。

ヨーロッパでもBETAと人類の激しい死闘が繰り広げられて、
その最前線となっているのが東ドイツ。
未だに共産党 ...

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889:本当にあった怖い名無し:2014/02/21(金) 16:52:03.30中井英夫「見えない手」

彼女が鏡の前に坐るたび、右肩に誰かの手が置かれる気がする。
人影はないが、かすかな吐息が聞こえたようだ。
田舎の旧家ならともかく、ここは都会の高層マンションである。
その気配は無気味というよりむしろ親しげ。
彼女は鏡に向けて声をあげた。
「誰 ...

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836:1/2:2014/02/18(火) 16:02:19.92星新一の短編

宇宙開発が進んだはるかな未来。
宇宙から地球に帰還する船は必ず寄航し、
様々な検査検閲を受けなければいけない宇宙ステーションがある。
地球に害をなす病原菌や外来生物、危険物質を排除し、
謎に満ちた宇宙から清潔な美しい地球を守る為に
宇宙ステーションの艦長はあらゆる権限 ...

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804:1/5:2014/02/17(月) 17:25:23.05松本清張の短編、うろ覚え

実力はあるのに見た目が貧相すぎて軽視され、いつも二番手だった主人公。
学生時代は級長や自治会長にはなれず副級長や副会長止まり。
銀行では副頭取にしかなれず、
定年後ナントカ協会やカントカ団体に天下りしても副会長止まり。

老妻を亡くして、行きつけのクラブの若いマ ...

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744:本当にあった怖い名無し:2014/02/16(日) 18:35:37.62フェルナンド・フォン・シーラハの短編集「罪悪」より「子どもたち」

主人公のホールブレヒトは、
年9万ユーロ(約1260万円)稼ぐちょっとした小金持ちである。
9歳年下の妻ミリアムは小学校の教師をしていて、
もう少し2人きりの時間を過ごしたいので子作りはまだ早いと思っている。

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728:本当にあった怖い名無し:2014/02/16(日) 12:25:34.98重松清『愛妻日記』。
ずいぶん前に立ち読みしただけだが。

タイトル通り、この小説はある夫婦夫の日記という形をとっている。
その夫婦は結婚三年目くらいで共働き、子供もなし。

会社の忘年会で夫がおもちゃの手錠を当ててくる。
妻がそれに興味を示したので付けてやると、案外ぴった ...

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719:本当にあった怖い名無し:2014/02/16(日) 01:51:18.49筒井康隆の短篇「秘密」

人を驚かすのが好きな少年がいた。
物陰に隠れて、通りかかった人の前に「わっ!」と現れて反応を楽しむのだ。

ある日、少年は家の玄関に隠れて誰かがやって来るのを待っていた。
人の気配を感じた少年はいつものように「わっ!」と飛び出した。
少年の祖母が酷 ...

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696:本当にあった怖い名無し:2014/02/15(土) 09:04:42.76後味が悪いというかモヤモヤしちゃった終わり方のお話
おおきなポケットっていう児童向けの月刊誌に掲載されたストーリー

鰤の料理と会話ができるようになった男の子の話なんだけど、
まあ途中までは普通に遊んでたりしていたのね
終盤で鰤の目玉を鼻の穴の中に突っ込んじゃって、
取ろうと ...